育毛シャンプーについて調べた時に目につく、使い始めて髪の毛が生えたという口コミ。
はたして口コミ通り本当に髪の毛が生えてくるのでしょうか?実際どれほどの効果が期待できるのか気になるところ。
そこで今回は育毛シャンプーに関して下記の内容を調べ、ネット上にある口コミの真偽を確かめました。
お好きなところからご覧いただけます。
育毛シャンプーは意味ない?⇒生える根拠はなし
髪の毛そのものを生やす発毛効果はありません。
こういった根拠はなし
- 髪の毛が生える
- 薄毛の解消
上記のような効果があると誤解されがちですが、実際は頭皮の状態を健康に効果が期待できるのみ。あくまで頭皮の状態を髪の毛が育ちやすいものに近づけるだけです。
頭皮の状態が良くなり髪の毛が育ちやすくなったことで、上記のような効果があると誤解する人がいるのかもしれませんね。
ただ、育毛シャンプーを使って「髪にハリ・コシやボリュームアップ」の期待はあり、シャンプー中のマッサージや頭皮環境が良くなることで既存の毛髪に対しては良い影響を与えてくれる根拠は「こちら」で解説しています。
また、育毛剤と混同されて効果が誤解されることも。それぞれ期待できる効果は下記のような違いがあります。
育毛シャンプーと育毛剤の違い
- 育毛シャンプー⇒頭皮の状態を健康にする
- 育毛剤⇒細胞を活性化して成長を促す
育毛シャンプーは環境づくり、育毛剤は成長の手助けと覚えておくと効果を混同してしまうことがありません。
なお、どちらも髪の毛を生やす発毛効果はないので使用時は注意しましょう。
育毛シャンプーから期待できる効果
そんな育毛シャンプーから期待できる効果は下記3つの働きかけを行い、頭皮の状態を髪の毛が成長しやすいものへと近づることを目的としています。
育毛シャンプーから期待できる3つの効果
- 乾燥や炎症の予防
- 髪の毛や頭皮の洗浄
- 血行促進
乾燥や炎症の予防
1つ目が頭皮の乾燥や炎症の予防。
頭皮の乾燥はフケやかゆみの原因となり、放置すると炎症につながる場合もあります。そのような頭皮は髪の毛が成長するベストな環境とは言えません。
農作物を育てる時に土台となる土の手入れをしますよね。同様に髪の毛を育てる時も土台となる頭皮の状態を整える必要があります。
乾燥や炎症を予防するために必要なのが保湿です。保湿によってフケやかゆみを抑えることで頭皮の状態を整えていきます。
フケやかゆみが気になる人は良質な炭酸シャンプーも良いですね。
髪の毛や頭皮の洗浄
2つ目が髪の毛や頭皮の洗浄。
髪の毛や頭皮に余分な皮脂、汚れが残っていると毛穴づまりの原因となります。入り口を塞がれてしまっては髪の毛が成長できないばかりか、汚れによって炎症を引き起こすことも少なくありません。
農作物を育てる時に土の中にある邪魔な石や草を取り除きますよね。洗浄もそれと同じで、髪の毛の成長の妨げとなる余分なものを除去する過程なのです。
育毛シャンプーの洗浄力は市販のシャンプーほど強くありません。髪の毛や頭皮に必要な皮脂を残しつつ汚れだけを落とせるため、洗い過ぎによって乾燥や炎症が起こる心配がないのが良いですね。
血行促進
3つ目が血行促進。
髪の毛の成長に必要な栄養を運ぶ役割は血液が担っています。血行不良の状態では十分に栄養が行き渡らず、髪の毛の成長が見込めません。
農作物も水や肥料といった栄養が不十分だと枯れてしまいますよね。髪の毛も同様で、成長するための栄養を運ぶためにも血行を促す必要があるわけですね。
育毛シャンプーはこんな人におすすめ
下記3つの特徴のうち、いずれかに当てはまる人は市販のシャンプーではなく育毛シャンプーを使うことをおすすめします。
- 猫っ毛の人
- 乾燥肌の人
- 市販の危険なシャンプーを使ってる人
猫っ毛の人
猫っ毛=髪が細い人。
元々の髪質が猫っ毛という人もいますが、髪の毛が水分不足や栄養不足に陥り猫っ毛になる人もいます。育毛シャンプーをおすすめしたいのは特に後者。
水分不足であれば保湿、栄養不足であれば栄養を運びやすいように血行を促す必要があります。そこで保湿も血行促進も期待できる育毛シャンプーがおすすめなのです。
乾燥肌の人
乾燥肌は通常よりもフケやかゆみ、炎症が引き起こる可能性が高くなります。手入れされていない土と同じ状態のため、髪の毛を成長させる環境にはふさわしくありません。
保湿効果によって乾燥肌にうるおいを与え、フケやかゆみ、炎症を防ぐことができます。乾燥肌の人は育毛シャンプーを検討してみてください。
市販の危険なシャンプーを使ってる人
市販されているのに危険とは?と思った人もいますよね。
市販のシャンプーには頭皮や髪の毛にダメージを与える成分が配合されていることがあります。それが下記2つの成分です。
- ラウリル硫酸
- ラウレス硫酸
硫酸という単語を見て体に優しそうなイメージはわきませんよね。使い続けることでこれらの成分によって頭皮や髪の毛にダメージが蓄積されていきます。傷ついた不健康な環境では髪の毛が成長しません。
育毛シャンプーは市販のシャンプーのように危険な成分が配合されることはなく、配合成分は全て天然のもの。頭皮や髪の毛を傷つけないためにも使用をおすすめします。
良い条件が整っている育毛シャンプー
- アミノ酸系
- 天然成分配合
アミノ酸系であれば刺激が少なく、洗浄力が強すぎることもありません。
髪の毛を構成するタンパク質はアミノ酸からできています。そのため、同系統のアミノ酸系シャンプーが頭皮や髪の毛にダメージを与えることはないのです。
一方、前述したラウリル硫酸・ラウレス硫酸を配合した市販の硫酸系シャンプーは刺激や洗浄力が強め。頭皮や髪の毛にダメージを与えるので避けましょう。
育毛シャンプーによく配合されているアミノ酸系成分、天然成分はそれぞれ下記の通りです。
アミノ酸系成分
- メチルアラニン
- ココイル
- ベタイン
- グルタミン酸
- グリシン
アミノ酸系成分が配合された育毛シャンプー
天然成分
- 植物エキス
- センブリエキス
- 海藻エキス
海藻エキスが配合されたシャンプー
頭皮や髪の毛にダメージを与えない条件は、アミノ酸系であること・天然成分配合であることの2つ。上記の成分が配合されている育毛シャンプーを選びましょう。
育毛シャンプーで育毛対策するなら併用が必要
育毛対策を考えているのであれば、生活習慣が前提にはなりますが、髪の毛に働きかける効果のある下記3つのいずれかと併用する必要があります。
- 育毛剤
- サプリ
- 治療薬
育毛シャンプー+育毛剤
頭皮の状態が良くなってもそれだけで髪の毛の成長を促すのは難しいでしょう。
どれだけ完璧な土に種を植えても、水や肥料を与えなければ農作物が育たないことと一緒です。
水や肥料の役割を果たすのが育毛剤。育毛剤の効果で髪の毛の成長を促すことで、健康的な頭皮に健康的な髪の毛が生える環境作りに期待できます。
育毛シャンプー+サプリ
サプリは摂取することで体内から髪の毛の成長を促すもの。体内か体外かの違いだけであって、原理は育毛剤との併用時と変わりません。
まず頭皮の状態を髪の毛が成長しやすいものに近づけ、サプリによって髪の毛の成長を促してくれるわけですね。
育毛シャンプー+治療薬
育毛剤やサプリは髪の毛の成長を手助けするものであり、薄毛予防や現状維持といった意味合いが強いもの。著しく進行した薄毛やAGAに対しては効果が期待できません。
進行した薄毛やAGAに効果を発揮するのが治療薬です。治療薬はAGAの原因に直接働きかけたり、薄毛の進行を抑えたりするため、根本的な薄毛への効果を期待することができます
しかし、どれだけ効果のある薬であっても髪の毛が生える環境が悪いままでは効果は薄まってしまうもの。治療薬の恩恵を受けるためにも環境が整っているという前提が必要になります。
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【まとめ】育毛シャンプーは頭皮環境を健康にする目的なら意味はある
- 育毛シャンプーでは生えないけど、ハリ・コシを与えてくれる期待あり
- 保湿や洗浄、血行促進によって頭皮の状態を健康にする
- 猫っ毛や乾燥肌、危険な成分のシャンプーを使っている人におすすめ
- アミノ酸系で天然成分のシャンプーが良い
- 育毛対策は育毛剤やサプリ、治療薬との併用が必要
頭皮の状態を健康的に保っておくことは薄毛や抜け毛の予防にも効果的な根拠はあります。
予防策をメインで考えている人は育毛シャンプーはありですね。
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薄毛や抜け毛に悩んでいる人、育毛シャンプーの効果が気になる人は参考にしてみてください。