お好きなところからご覧いただけます。
白髪が増える理由・10代
リクルートのBeauty総研が2017年に行なった調査によると、白髪が気になり出す年齢は男性が平均38.0歳、女性は41.8歳という結果が出ています。
引用元:https://hba.beauty.hotpepper.jp/
しかし、実際には10代で若白髪に悩む男女も増えており、白髪染めで髪がボロボロになってしまったという高校生もいるほど。
10代の若白髪の原因は、主に遺伝、偏食やダイエット、ストレスが考えられますが、特に大きいのが遺伝といわれています。
東京女子医科大学の遺伝子医療センターや資生堂の研究によると、髪の色素を作るメラノサイト細胞が劣化しやすい遺伝子を受け継ぐと、若くして白髪になりやすいと証明されています。
この場合、両親あるいはどちらかの親が若白髪のことが多いのですが、隔世遺伝で両親ではなく祖父母が若白髪という場合もあり、また好き嫌いが激しい、あるいはダイエットのし過ぎなどで栄養不足になることも、白髪の原因に繋がります。
身体の成長が著しい10代は全身が栄養を求めているため、摂取量が少ないと髪にまで回って来なくなることもありますので。
さらに、10代といえば心が柔らかく、その分ストレスを受けやすい時期でもあり、自我が顕著になり出し、さりとて家では親、学校では教師からの締め付けがあるため、非常にストレスが溜まりやすいのです。
すると自律神経が乱れ血管が収縮され、頭皮に充分な血液が回らなくなるため、メラノサイト細胞が栄養不足で正常な機能を果たせなくなるということですね。
その他、夜更かしをしてのスマホやTV、パソコン、ゲーム機の使用は脳を興奮させるため、やはり自律神経が乱れて血流が悪くなり、白髪の原因となります。
10代の白髪対策
・栄養を考えた食事をする
髪の主成分であるタンパク質と、タンパク質を髪のケラチンに変化させる際に消費されるビタミンやミネラルをたっぷり摂るようにしましょう。
男子は野菜嫌いなことが多いのですが、野菜に含まれるβカロテンには頭皮や肌を健康に保つ効果、ビタミンCにはストレスを緩和し、ストレスから発生する活性酸素を抑制する効果があります。
活性酸素は頭皮細胞を劣化させる大きな原因となるので、野菜をたっぷり食べるようにしてください。
・運動でストレス発散、血行促進
ストレス解消には適度な運動が効果的です。
運動中はβエンドルフィンという脳内ホルモンが分泌され、幸福感や達成感を味わうことができます。
さらに運動中は交感神経が活発になり精神を高揚させますし、運動が終わって全身から力が抜けると副交感神経が活性化して、副交感神経には心身をリラックスさせる働きがあるため血流が良くなりますし、心地よい疲労は眠りを誘い、夜更かししなくなります。
なお、白髪が気になるからといって抜くのは避けましょう。
毛根部がダメージを受け、白髪どころか髪そのものが生えてこなくなってしまう可能性があるのです。
面倒でも、こまめにハサミでカットするようにしてくださいね。
白髪が増える理由・20代
20代も、まだ白髪年齢というには早すぎます。
20代の白髪は遺伝の影響は少ないとされ、主に生活習慣が原因と考えられ、学業や仕事、遊びにと多忙な時期なので、コンビニ弁当や外食など、栄養バランスの取れていない食事ばかりになりやすく、さらに、社会に出ると10代とは違ったストレスが起こります。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
いくら自分が正しくても面と向かって上司に反論することができない立場に置かれますし、徐々に責任が重くなったり出世競争をしたりするようになり、ストレスやプレッシャーがどんどん溜まってしまい、そんな精神状態が続くと、疲労していてもなかなか寝付かれなくなってきます。
睡眠不足は内臓機能を低下させ、栄養を充分消化吸収できなくなるので、その分白髪が増えやすくなることも考えられるでしょう。
さらに、ストレスがあると熟睡できなくなり、熟睡中に分泌される成長ホルモンの恩恵を得ることができなくなり、成長ホルモンには細胞の修復や新陳代謝を促す作用があり、分泌量が減ると髪に悪影響を及ぼすこともあります。
20代の白髪対策
基本的には10代の白髪対策と同じですが、生活の変化に合わせて対応するようにしましょう。
・食生活を見直す
20代以降で特に問題となるのは、アルコールです。
飲み会や上司との付き合いなどで、お酒は切り離せないものですよね。
しかしアルコールは分解の際に肝臓に非常に負担をかけ、不要物や有害物質を排出することができなくなり、するとそれらが血液に入り込んで全身を巡るので、メラノサイト細胞や全身の細胞が劣化にも繋がります。
さらに、アルコールを分解する際には亜鉛やビタミンCが大量消費され、どちらも髪の成長に必要な成分で、不足すると白髪や抜け毛の原因となるのです。
食事や育毛サプリを摂取して栄養のバランスを取り、アルコールの量を控えることが大切ですね。
・長めに入浴する
20代は多忙でシャワーで済ませている人が多いようですが、それでは心身の疲労が回復できません。
湯船に浸かることで血管が拡張し、筋肉がほぐれて全身がリラックスします。
すると副交感神経が活発になりストレスが緩和され、睡眠ホルモンのメラトニンの働きも良くなり、ぐっすり眠れるようになり、熟睡できれば成長ホルモンがたっぷり分泌され、白髪予防に役立ちます。
・白髪を染める
女性・男性共にビジネスの現場で白髪が目立つのはあまり良いものではありません。
少ない場合は根元でカットできますが、白髪が増えてきたら染めることも考えましょう。
その際、市販の二剤式白髪染めは髪にも頭皮にも刺激が強く、毛根部にダメージを与えてしまいます。
自宅で染めたい場合は、カラートリートメントやヘアマニキュアなど、刺激の少ない染毛料が安心。
また、白髪が一部の場合は、スティック状の一時染毛料で隠すという方法もありますよ。
美容院で染める場合、二剤式でも市販品と違い髪質に合わせて調合してくれるので、ダメージを抑えることができます。
また、酸性カラー(ヘアマニキュア)もありますので、美容師に相談して決めましょう。
白髪が増える理由・30代
30代になると、白髪が目立つ人が増えてきますが、これは女性ホルモンの減少が大きな原因となっています。
男性にも女性ホルモンが多少存在しているのを知っていますか?
女性ホルモンには髪を健康に保ち、成長を促進する作用がありますが、30代になると分泌量が減ってきます。
そのため、白髪が増えたり髪が細く弱い髪になったりするのです。
また、最近の研究でAGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)が白髪の原因でもある、という説が出てきています。
DHTは髪の毛母細胞に含まれる5α-リダクターゼ酵素と男性ホルモンのテストステロンが結合することで発生しますが、その時に毛母細胞にも何らかの影響があることは充分考えられます。
毛母細胞はメラノサイト細胞から色素をもらうことで髪に色をつけますが、色素を受け取る機能が低下すれば、白髪が増えてしまうのです。
さらに、30代になると眼精疲労を起こしやすくなり、仕事でパソコンを長時間使用していると目の回りの筋肉が硬くなり、その回りの血管も収縮してしまいます。
すると血液が届かなくなるため、目や耳の回りに白髪が増えてくるケースがあるようですね。
30代の白髪対策
これまでに述べた白髪対策に加え、女性ホルモンを増やしたり目の疲れを取ったりするようにしましょう。
・大豆製品を食べるようにする
大豆にはイソフラボンという女性ホルモンに似た作用のある成分が含まれています。
育毛剤によく配合されていますが、5α-リダクターゼ酵素の働きを阻害することによって毛母細胞の変質を防ぎ、白髪対策につながる可能性があります。
・目の疲れを取る
最近目の疲れがひどいと感じたら、こめかみやもみあげ部分の血管が収縮しているはずです。
目薬より、目の回りを優しくマッサージして筋肉や血管をほぐしてあげましょう。
なお、疲れ目を感じるとまぶたの上から目の部分をグリグリしてしまいがちですが、角膜を傷つけてしまうことがあるので絶対にNGです。
・ヘアスタイルを工夫する
白髪が増えてきたら染めるという方法のほかに、ヘアスタイルを工夫するという方法もあります。
仕事に支障がない程度まで短くしたり、ツーブロックにしたり、逆に白髪を生かしたミディアムにするのも良いでしょう。
また、白髪を目立たなくさせる黒色のワックスタイプ整髪料も販売されており、髪を傷めません。
白髪が増える理由・40代
40代になると、白髪の量もどんどん増えてくることが多いものです。
加齢による性ホルモンの減少や、責任が重くなってくる仕事、不規則な生活や睡眠不足などで、髪だけでなく健康も損ねやすくなる時期です。
さらに、案外見落としがちなのが紫外線。
女性と違い男性は紫外線に対して無防備ですが、紫外線によって発生する活性酸素はメラノサイト細胞や毛母細胞を劣化させ、白髪や抜け毛の原因となってしまいます。
40代の白髪対策
40代になると、これまでに書いてきた白髪対策のほかに、頭皮に直接アプローチすることが大切になります。
・頭皮マッサージを行なう
白髪の原因には血行不良が大きく関わっています。
髪のメラニン色素を作るのはチロシンというアミノ酸で、タンパク質に含まれていますが、いくら食事で摂取しても頭皮に届かなければ何にもなりません。
そのため、毎日こまめに頭皮マッサージを行ない、血流を良くすることが大切です。
・育毛剤を使用する
育毛剤には白髪対策をする成分は含まれていませんが、血行促進や保湿、抗菌、皮脂抑制など頭皮環境を整える成分が配合されています。
頭皮環境が整えばメラノサイト細胞にも良い影響が出ることが考えられ、さらにそれを頭皮に擦り込むことで頭皮マッサージにもなるため、効果が期待できるのです。
・白髪サプリを飲む
最近、白髪サプリが人気を集めていますね。
そういった白髪に効果的なサプリはアミノ酸や黒ゴマ、亜鉛、オルニチン、パントテン酸、アルギン酸など髪に良いといわれる成分が配合されており、細胞の老化をケアしてくれます。
特にパントテン酸は日本ではあまり知られていないものの、欧米では白髪予防に効果があると考えられている成分です。
ただし、サプリメントは食品ですからすぐ効果が出るものではありません。
半年は続けるようにしましょう。
・紫外線をできるだけ避ける
紫外線を避けるのは難しいかもしれませんが、好んで直射日光を浴びるのは避けましょう。
週末だけでも帽子を被ったり、髪用の日焼け防止剤を塗布したりするだけでもずい分違います。
まとめ
ここまで、各年代の白髪の理由と対策についてまとめてみました。
10代・20代で白髪ができる人の理由、30代・40代で白髪ができる人の理由、にわけてみましたが、あくまでもその各年代で多い白髪の理由をもとにまとめているので、今回まとめた各年代の白髪の理由が必ずしもその年代に当てはまっているわけではりません。
遺伝が理由で白髪が出る人は平均年齢よりも早く白髪が出るでしょうし、人によって白髪がでる理由は遺伝など様々です。
白髪が似合う魅力的な人もいますが、それに応じた清潔感を出さないといけません
とはいってもやっぱり白髪は老けて見えてしまうもの。
白髪対策としては今回紹介した対策法はどの年代の人にも効果的なので是非試してみてください。
手っ取り早く白髪対策をする方法としては普段のシャンプーを白髪対策用にしてみる方法もありますのこちらの記事も参考にしてみてください
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
こんにちはイクダン(@ikumoudanshi)です!
加齢とともに大多数の人は白髪が気になりだしますよね。
白髪の出る年齢は人によって様々ですが、学生時代から若白髪に悩む人、中年になってから白髪に悩む人それぞれです。
今回は10代、20代、30代、40代の各年代に分けた白髪が増える理由についてフォーカスしてみました。
また、その対策についても取り上げていきますので、白髪に悩む各年代の人の参考になればと思います。