パーマやヘアカラーをすると髪を痛めるからハゲる!そんな噂は誰もが耳にしたことがあると思います。
確かにブリーチをすると髪の色を抜いてそれから色をつけるわけですから、あまり髪の毛に良い気はしません。
また、パーマについても薬を使うわけですし、髪の毛には何らかの影響が出そうな気がします。
実際のところパーマやヘアカラーでハゲるという噂は都市伝説のようなものですが、やはり頻繁に髪の毛をいじる人にとって真相は一体どうなのか気になるところですよね。
ということでパーマやヘアカラーでハゲるって話は都市伝説なのか真相を解析してみました!
お好きなところからご覧いただけます。
パーマが髪に与える影響
まずはパーマについてですが、パーマの仕組みから説明したいと思います。
パーマはパーマ液を用いて行いますが、このパーマ液を髪の毛につけて一定時間放置した後にロッドを巻いてウェーブをかけたりします。
これはパーマ液により髪の結合を切断した状態にして行うものなのですが、頭皮にかなりのダメージが及ぶ可能性もあります。
さらに、パーマをかけて頭皮にダメージがある状態でシャンプーやコンディショナー・スタイリング剤などを使うことになるので、ますます頭皮のダメージが深刻となってしまうわけですね。
また、ストレートパーマや縮れ毛の矯正などはパーマをかけるよりもさらにダメージが強く、頭皮に炎症が起こる場合もあります。
パーマの成分
パーマをかけたことがある方ならご存知可と思いますが、パーマ液には1液と2液があります。
髪の毛はタンパク質で出来ており、パーマをかけるにはまずその髪の毛の繊維状になったものの結合を切断しなければいけません。
この切断を行うのが1液で、基本的にはアルカリ性のチオグリコール酸アンモニウムなどが用いられます。
髪の毛は酸性の為に逆のアルカリ性の薬剤を使うわけですね。
結合を切断後にストレート、もしくはウェーブなど形をつけたい状態にした後に使うのが2液。
2液は1液とは逆で酸性の薬剤・臭素酸ナトリウムなどが用いられます。
1液で切った結合を再び元に戻すのが2液の役目というわけですね。
ヘアカラーが髪に与える影響
ヘアカラーはヘアカラー液を髪の毛の表面につけることで色素薬剤を浸透させて行います。
当然、パーマの時と同じように髪の毛を無防備な状態にして行うので髪の毛へのダメージは少なからずあるでしょう。
また、ヘアカラーをすると髪の毛が傷んで切れ毛が起こりやすくなりますが、案外ハゲと勘違いし易かったりします。
パーマでもそうですが、パーマ液やヘアカラー液が頭皮に付着することが一番良くありません。
頭皮に付着した場合はかぶれなどを引き起こし、そこから頭皮のダメージに繋がるということも充分にあります。
ヘアカラーの成分
ヘアカラー剤はパラフェニレンジアミン、アミノフェノール、レゾルシンなどが主な成分です。
これらはキューティクルを開いて髪の色を変える性質があるためにヘアカラー剤には良く使われているのですが、実は発がん性物質を含んでいます。
とはいえ少量であれば問題ないためにヘアカラーへ配合されているわけですね。
ただ、それでも危険物質には変わりなく、人によって「アナフィラキシーショック」という激しい動機や呼吸困難を引き起こす場合があります。
また、体内に入ったり皮膚についてしまったりした場合もより深刻な症状が現れる場合がありますので、充分に注意して下さい。
特にコンビニなどで手軽にヘアカラーができるものが売っていますが、頭皮などに付着した場合はそれなりにリスクがあることを理解した上で利用することをオススメします。
パーマ・ヘアカラーを繰り返すと将来のハゲに影響する?
さて、パーマやヘアカラーは髪の健康に良くないということがわかりましたが、これらを繰り返すと将来的にハゲてしまうのでしょうか?
答えは「No」です。
AGA(男性型脱毛症)は男性ホルモンや遺伝、さらに生活習慣などが原因でヘアサイクルが乱れることから引き起こされます。
パーマ・ヘアカラーをしたからと言ってそれが直接AGAの原因となることはまずありません。
パーマ・ヘアカラーをしても次に生えてくる髪の毛が健康なら問題はないわけです。
ただ、前述したようにパーマやヘアカラーには髪の毛に強い影響を与える成分が含まれています。
その成分が直接皮膚に接触するとかぶれや赤みなど皮膚炎が起こり、フケやかゆみの原因となる場合もあるので注意して下さい。
頭皮が皮膚炎を起こすことで抜け毛が起きてハゲに繋がることもありますし、パーマやヘアカラーをする場合は美容院などプロに任せるのが一番ではないでしょうか。
なお、この皮膚炎で起こる抜け毛は一時的なものが多く、症状が和らげば回復することがほとんどです。
そのあとのケアが大事
パーマやヘアカラーは強い薬剤を使うために頭皮に影響を与えてしまうことはご理解いただけたと思います。
それだけにパーマやヘアカラーをした後は頭皮のケアが大事になってくるのです。
まずはパーマやヘアカラーを頻繁にかけないということ。
前述したようにパーマやヘアカラーは髪の毛や頭皮にもダメージがいきます。
そのダメージが回復しきらないうちに再度パーマ・ヘアカラーをすることによりせっかく回復しかけてた頭皮がまたダメージを受けてしまうわけですね。
次に頭皮に刺激を与えないということ。
パーマやヘアカラー後の頭皮は薬剤の影響でとても敏感な状態です。
かゆみなどがある場合もあるかもしれませんが、決して掻いたりしないで下さい。
また、シャンプーをするときにもゴシゴシと爪を立てて洗うのではなく、指の腹でマッサージするように揉み洗いをして頭皮を傷つけないことが重要です。
薬剤の影響で炎症が発生している場合もありますし、頭皮に異常が見られたら必ず診断を受けるようにすることをオススメします。
結局パーマやヘアカラーでハゲるって本当?
結局のところパーマやヘアカラーでハゲるというのは「必ずしもそうなるわけではない」という答えが正しいでしょうね。
ヘアカラーに関しては髪の毛が傷んで千切れやすくなったりすることから「ハゲるのでは?」という噂になった可能性は多いにあります。
しかし、どちらにしても頭皮にダメージを与える行為。
特に自分で薬剤を使って染めたりする場合は上手くできずに頭皮に薬剤が付いてしまうこともあると思います。
やはり染めたりパーマをかける場合は美容院などでやってもらうのが一番良いのではないでしょうか?
また最近では育毛カラーというものもあるようで、髪質を劣化させないように色を付ける方法や、損傷した髪の毛をどのように綺麗に発色させるか?、頭皮の育毛環境を低下させないような措置など様々な方法が開発されています。
今後技術が進むにつれてヘアカラーやパーマのやり方が全く変わったものになってくるかもしれませんね。
まとめ
パーマやヘアカラーでハゲるって話は都市伝説なのかということについて真相を解析してまとめました。
やはり髪の毛はおしゃれをしたいものですし、ヘアスタイルを色々と試したり髪の毛を染めたりするのは楽しいですよね。
ただ、気をつけたいのはパーマやヘアカラーをした後に頭皮に対して対策やきちんとしたケアを行うことです。
人によって頭皮の状態も違いますし、炎症などを起こす前にはかゆみなどの症状もあります。
何かおかしいな、と思った時は必ず病院などでしっかりと診てもらうのが良いでしょうね。
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