ミノキシジルやプロペシアによる薄毛対策。
使い始めは効果があったのに、徐々にミノキシジル・プロペシアが効かなくなったという人もいるのではないでしょうか?
使い続けているとミノキシジルやプロペシアへの耐性ができるという噂もあり、愛用しているなら噂の真相が気になりますよね。
ミノキシジルやプロペシアが効かなくなったらどのように薄毛対策すれば良いかにも迷ってしまいます。
そこで今回はミノキシジル・プロペシア愛用者に向けて下記の内容をまとめました。
- ミノキシジルとプロペシアの耐久性について
- ミノキシジルやプロペシアが効かなくなった人に考えられる原因
- ミノキシジルやプロペシアが効かなくなった人の口コミ
- ミノキシジルやプロペシアは使い続けないと元に戻るのか?
- ミノキシジルやプロペシアが効かなくなった人の対策法
ミノキシジルやプロペシアの愛用者や効果を実感しにくくなった人は参考にしてみてください。
お好きなところからご覧いただけます。
ミノキシジル・プロペシアが効かなくなった⇒耐久性の根拠はない
「ミノキシジル・プロペシアが効かなくなった」理由は耐久性の問題なのか?と不安になりますよね。
薬に耐性を持つことを薬剤耐性と呼びますが、薬剤耐性によってミノキシジルやプロペシアの効果がなくなるというデータは報告されていません。
薬剤耐性とは細菌や細胞が抵抗力を持ち、薬剤の効果が薄くなったり、効かなくなったりすること。
ミノキシジルやプロペシアの薬剤耐性に関する医師の回答は以下の通り。薬剤耐性に関するデータがなく、クリニックの医師でさえも薬剤耐性について断定できていないのが現状です。
各専門メディアのミノキシジル・プロペシアの耐久性についてのQ&Aの回答の一部を印象してみました。
ミノキシジルの耐久性
ミノキシジルの耐久性に関する専門医の回答
愛用者は長い方で、3 年~4年くらいです。約100人の事前モニターの方などの結果を見ると今のところ薬剤耐性で、効果がなくなる事はないようです。効果が薄れる方がおられるとの事ですが、当院の処方は経済性を考えて、満足いく程度に回復した時期に、処方量を最大で約半分量まで減らす事が可能です。半年ぐらいで効果が薄れたという方はこの減らす量が多すぎたと考えられます。減らせる量は人により様々で、仮にここで髪が減ってきた場合、使用量をまた元の量に戻す事で回復してきます。また、必要以上に増やしても効果は変わりません。自分にあった維持量を見つければ、十分に増えた髪の量を維持できると思います。
⇒ワイエス美容外科クリニック
約100人の愛用者を見てきたが、薬剤耐性で効果がなくなった症例はなく、3〜4年と長期使用している人もいる。
一気に使用量を減らすと効果がなくなったように感じやすくなるケースもあるみたいだ。
ミノキシジルは長期間使用しているとだんだん効き目が悪くなりますが、どんな薬剤も多かれ少なかれそのような現象があるようです。
ただ使用しない場合に比べ必ずあるていどの効果はのこりますからやはり必要なら使用し続けるべきでしょう。ミノキタブレットのヘアのための常用量は高血圧のための最大服用量の20分の1です。
このていどの量で血圧の変動や心臓への負担は事実上ないと思いますが、とても過敏な方もいらっしゃるのでプロペシアよりも副作用にはやや神経を使うべきでしょう。
私自身はミノキシジル5%フォームタイプを時おり思い出したように風呂上りに使うだけです。
プロペシアやミノキタブレットの使用経験はありません。
⇒医療法人横美会ヨコ美クリニック
実感が薄くても未使用より効果はあるため、必要性があるなら使用を継続する方が良く、また、ミノキシジルの効果以上にAGA(男性型脱毛症)の症状が進行すると効果が薄くなったと感じることもあるようだね。
プロペシアの耐久性
プロペシアの耐久性に関する専門医の回答
プロペシアの耐性について時々ご質問を頂戴しますが、経験的にもご心配されているような長期服用による薬剤耐性はないと考えております。メーカーのデータでは、服用開始から2年間で効果はピークになり、以後は横這い或は若干低下していくとされています。
この横這い或は低下を耐性とお考えになってのご指摘と思いますが、薬剤耐性ということだけでは説明し難いように思います。
横這い或は低下といっても短期間で極端に低下することはありませんし、年単位の話になると本来の薄毛進行要素も無視できません。
米国においてプロペシアは既に10年以上の販売実績がございますが、耐性についての話題は聞いておりません。2年がピークになりますが、継続中は何らかの維持効果は期待できると思います。
長期使用による薬剤耐性はないとコメント。
メーカーのデータでは使用開始から2年が効果のピークとされており、それ以降は効果に変動がなかったり、低下したりすることもあるが、薬剤耐性によるものと断定はできないとのこと。
年単位で効果が薄くなってきたというのであれば、プロペシアの効果よりも薄毛進行の方が早くなった可能性もあり、プロペシアはアメリカで10年以上の販売実績があるが、これまでに薬剤耐性の話題が挙げられたことはないようだね
フィナステリドに耐性があるのかは定かではありません。
むしろフィナステリドの効果がプラスされても、それ以上にAGAの進行でベースの薄毛状態がひどくなったためかもしれません。
1年~1年半以上服用すると効果が下がる感じがするのはそのためだと製造元は説明していますが、私もそう思います。
もう一つのフィナステリド→デュタステリド→フィナステリドでフィナステリドの耐性が解消される点についても真偽のほどはわかりません。
いつか試してみたいと思います。
⇒医療法人横美会ヨコ美クリニック
これまでと効果が変わらなくてもAGA(男性型脱毛症)が進行すると効果を実感しにくくなる可能性があるということだね。
ミノキシジル・プロペシアが効かなくなった人の考えられる5つの原因
ミノキシジルやプロペシアが効かなくなった原因が薬剤耐性でないのであれば、どのようなことが原因として考えられるのでしょうか?
効かなくなった人の多くが下記5つの原因のいずれか、または複数の原因が組み合わさっていると考えられます。
- 途中で服用をやめた
- 薄毛の進行が薬では追いつかない
- 加齢による効果低下
- そもそも薄毛の原因が違ってた
- 偽物の可能性
5つそれぞれについて解説していきますので原因究明の参考にしてみてください。
途中で服用をやめた
育毛剤やAGA治療薬は短期間で劇的に薄毛への効果を期待するものではなく、長期使用することで徐々に効果が見られるものです。
ただ、途中でやめてしまうと効果は戻ってしまいます。これは外用タイプの医薬部外品と医薬品でも同じこと。
とくにミノキシジル(ミノタブ)やプロペシアといった内服タイプは外用タイプよりも高い効果が期待できる分、副作用リスクも高いことから途中でやめる人も少なくありません。
仮に副作用リスクの低い外用タイプの発毛剤を販売してるスカルプDやリアップシリーズを参考例にすると効果の有効性が認められるのは4〜6ヶ月後で、同様に途中で使用をやめたら毛髪は徐々に使う前の状態に戻ってしまうことが記載されています。
1度効果を実感してそれが無条件で維持できたら最高ですけど、そんな甘い話はないってことですね。
「継続しないと効かなくなる。」当然の根拠でしょう。
薄毛の進行が薬では追いつかない
「前述」した医師の回答にあるようにいくら薄毛治療薬の効果があっても、それ以上に薄毛の進行が早い場合は薄毛に対する効果は期待できません。
今まで効果を実感できていたのに効果を実感できなくなったというのであれば、薄毛の進行スピードが早くなったことが考えらます。
また、育毛剤でできる薄毛対策は現状維持のみ。医薬部外品である育毛剤には発毛効果はなく、軽度なAGA(男性型脱毛症)ならまだしも著しい薄毛の進行に対しては少々厳しいものとなるでしょう。。
初期の薄毛対策やAGA(男性型脱毛症)予防であれば育毛剤でも効果を期待できますが、それ以外の場合は発毛剤やAGA治療薬による対策が必要といえますね。
育毛剤・発毛剤・AGA治療薬のいずれで薄毛対策をする場合でも、薄毛の進行具合によっては効果を実感できないか、効果を実感するまでに時間は要することになるでしょう。
加齢による効果低下
加齢により細胞が衰えてしまった場合も効果を実感しにくくなります。
加齢によって薄毛が進行するのは自然なもの。血中コレステロールが溜まりやすくなり、血液が頭皮や髪の毛に栄養を運びにくくなる傾向にあります。
血行促進や細胞活性化といった薄毛対策効果も、効果を受ける細胞が衰えてしまっては十分な効果が見込めません。
ミノキシジルやプロペシアの効果が薄くなったという人は、使用してからどれぐらい経つのか振り返ってみましょう。
年単位で使用しているのであれば加齢によって効果を実感しにくくなっている可能性があります。
そもそも薄毛の原因が違ってた
そもそも薄毛の原因がミノキシジルやプロペシアを使ってもも効果が期待できないものである可能性もあります。
薄毛の原因として考えられるものは下記の通り。
・血行不良
・遺伝
・皮脂の過剰分泌による毛穴づまり
・AGA(男性型脱毛症)
・ストレス
・間違ったヘアケア
・食生活の乱れ
・運動不足や睡眠不足といった生活習慣の乱れ
・甲状腺機能亢進症、膠原病などの病気
・抗がん剤など薬の副作用
これらの原因のうちミノキシジルやプロペシアで効果が見込めるのは、血行不良やAGA(男性型脱毛症)による薄毛の場合。
食生活・運動不足・睡眠不足といった生活習慣によるものは生活習慣を見直すしかありません。病気や薬の副作用による薄毛は対策が難しくなります。
原因が判断できない場合、医師など専門家に薄毛の原因を解明してもらうと良いでしょう。
偽物の可能性
使用しているものが偽物の場合も効果を実感できません。
メーカー以外の通販サイトや個人輸入などでは通常よりも安く購入することができます。しかし、確実に安全とは言えず、安いからといって購入すると偽物が送られてくる可能性が。
正規品であっても中古品である場合は成分の性質が変化しており、効果を期待できない場合があります。
薄毛対策をする場合は公式サイトから購入した正規品や医師から処方されたものを使用しましょう。
ミノキシジル・プロペシア効かなくなった人の口コミ
ネット上にはミノキシジルやプロペシアが効かなくなったという声も。どのような状況で効かなくなり、どんな原因が考えられるのか。
今回は知恵袋に寄せられた5つの口コミを紹介します。
宜しくお願いします。ミノタブとフィンペシアを五年ほど前から服用しています。まぁぼちぼち順調には来てたのですが最近になって副作用でかなり濃くなった体毛も生えてこなくなり、今ではツルツルに近い状態です。その半年後には髪の毛も多少薄くなりました。服用しはじめてから髪の毛の方はサイクル的なものなのか薄くなることは有りましたが暫くすると元に戻っていたのですが今回の様に体毛が生えなくなったのは初めてで、その半年後に髪の毛も薄くなったのでミノタブの効果が無くなったのかと心配しています。
⇒https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14103550129
ミノキシジルは血行促進、フィンペシアは男性ホルモンの抑制といった効果が期待できる成分です。前述したように成分の効果ではそもそも効果が見込めない薄毛の原因が増えた可能性もあるかもしれません。
現在、ミノキシジルのカークランドを使ってるんですが抜け毛が増えてきました。
使い始め半年ぐらいまではフサフサになったのですが半年過ぎてから抜け毛が増え薄くなりだしました。
それからカークランドをつけたらマッサージするようにしたら、抜け毛が減り少し髪が増え始め安心していたのですが、ここ最近 また頭頂部からの抜け毛がすごくなりました。
明らかに頭頂部が薄くなってきていて憂鬱です。
今年で24歳なのですが兄は27くらいで既に髪がほとんどありません。薄毛の家系なので努力はしてるのですが。⇒https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13141355868?__ysp=44Of44OO44Kt44K344K444Or44CA5Yq544GL44Gq44GP44Gq44Gj44Gf
遺伝による薄毛の場合は完全に改できるとは言い難いため、医師など専門家に相談してみる必要があるかもしれません。
薄毛でプロペシア、ミノキシジルを服用してますが効き目が無くなり、抜け毛がひどくなってます。7年くらいの服用してます。
7年で細胞が老化していたり、薄毛の進行スピードが早くなった可能性もあるでしょう。医師など専門家に意見を求めると同時に、生活習慣の見直しを図ることをおすすめします。
プロペシア、リアップの再開を6年間使用してました。前頭部がひどかったのですが、いい感じで量が増えて維持できておりましたが、健康診断で肝臓数値が高くなったので、試験的に3ヶ月使用、服用をやめました。
気づくと1番ひどかったときよりも少なくなっていたので先月再開しました。1ヶ月経ちますが効果が見られませんが、1度やめる効かなくなるのてましょうか。使い続けたら元のようになりますでしょうか。現在40歳です。
⇒https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10147033030?__ysp=44OX44Ot44Oa44K344Ki44CA5Yq544GL44Gq44GP44Gq44Gj44Gf
使用を再開してもいきなり効果を実感することは少なく、以前のように徐々に効果が出てくるのではないでしょうか。
ただし、肝臓数値が高くなったとあり、これがプロペシアの副作用によるものである可能性も考えられます。
プロペシア以外のものを服用するか、生活習慣の見直しなど薬を使わない薄毛対策を図る方が良いでしょう。
約2年前からプロペシアを服用しています。
服用を開始してから1年が過ぎた頃にはかなり回復しました。
ですがここ数ヶ月でまた薄くなり、服用する前のようなスカスカ状態に戻ってしまいました。
医師にも「ちゃんと服用してる?」と聞かれましたが欠かさず毎日服用しています。
耐性が出来て効かなくなったのかもしれないと言われましたが、元々効いていたのに途中から効かなくなることはあるのでしょうか?⇒https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1087310820?__ysp=44OX44Ot44Oa44K344Ki44CA5Yq544GL44Gq44GP44Gq44Gj44Gf
毎日使用しているとのことなので、薄毛の原因が別の部分にあるかもしれません。通院しているようですので、医師に相談してみることをおすすめします。
ミノキシジル・プロペシアは使い続けないと元に戻る
特にやめた後に元に戻るリスクが高いのはプロペシア。
これにはミノキシジルとプロペシアの効果の違いが関係しています。
ミノキシジル(内服)の効果
ミノキシジルは血行促進効果が期待できるもの。血行促進によって髪の毛の成長を促してくれます。
フィナステリド(プロペシア)の効果
一方、フィナステリドは男性ホルモンの抑制効果が期待できるもの。AGA(男性型脱毛症)の原因を根本から抑える効果が期待できます。
では、そのストッパーを一気に外してしまうとどうなるでしょうか?
抑制されていた男性ホルモンを止めるものがなくなるため、薄毛が著しく進行する可能性があります。
年単位で長期使用している場合、ミノキシジルやプロペシアの効果によって髪の毛を維持している可能性があり、いきなりやめた時に薄毛が進行するリスクは高め。
やめたいのであれば一気にではなく、様子を見ながら徐々に使用量を減らすことをおすすめします。
【対策】⇒ミノキシジルorプロペシア+育毛剤
ミノキシジル・プロペシアが効かなくなった対策として「外からのアプローチ」を忘れてはいけません。
「ミノキシジルorプロペシア+育毛剤(もしくは発毛剤)」
薄毛対策はミノキシジルやプロペシアと合わせて外用の育毛剤を使用することで、相乗効果の期待度があがります。
内外どちらか一方よりも、両方から対策することは重要ですが、食生活も大事ですよね。
日本臨床毛髪学会の常任理事である倉田荘太郎氏も以下のように語り、この対策を推奨しています。
軽い時期には軽い育毛剤で、進行して日常生活に影響が出る場合には強いものを使いましょう。外用剤ではミノキシジルという成分を含有したもの、フィナステリド(プロペシアの主成分)という内服治療薬も出てきており、かなりの効果を得ることもできます。それでも効かない場合は、いろんなものを組み合わせるのも1つの方法です。
⇒https://diamond.jp/articles/-/71817?page=4
ミノキシジルやプロペシアが効かなくなったと感じる人は外用薬と内服薬の併用、育毛剤との併用を検討してみるのも良いですね。