育毛剤の成分を調べてる人、育毛剤を使ったことがある人にとっては「リデンシル」と「キャピキシル」を耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。
この2つの成分の効果について細かく検証してみました。
あと、「リデンシルが配合された育毛剤」と「キャピキシルが配合されたスカルプエッセンス」についても紹介します。
リデンシルとキャピキシルが気になる方は参考にしてみてください。
- リデンシルから期待できる効果
- キャピキシルから期待できる効果
- リデンシルが向いてる人
- キャピキシルが向いてる人
- リデンシル配合のおすすめ育毛剤
- キャピキシル配合のおすすめのスカルプエッセンス
お好きなところからご覧いただけます。
リデンシル成分の期待できる育毛効果
リデンシルは「セイヨウアカマツ球果エキス」「グリシン」「ピロ亜硫酸ナトリウム」「塩化亜鉛」「茶葉エキス」の成分を配合して作られています。
リデンシルはこれまでの育毛剤と違い「新たな細胞を作り出す」をテーマに開発されました。
その効果は、育毛剤の定番で発毛効果があるとされているミノキシジルの約2倍と言われており、注目を集めている成分です。
しかし、薄毛の原因となる酵素の5αリダクターゼを抑制する効果がないところが唯一のデメリットかもしれません。
亜鉛は髪の毛を作り出すために必要なタンパク質の生成を手助けしてくれます。
グリシンは細胞の代謝を促します。代謝が良くなることでヘアサイクルが整い、休止期や脱毛期にある髪の毛が新たなものに代わるため、太くハリやコシのある髪の毛になるでしょう。ヘアサイクルが整えられるため、脱毛の防止にもつながります。
また、リデンシルには「DHQG」と「EGCG2」という2つの有効成分が含まれていますのでどちらも育毛への効果は十分に期待できます。
DHQGには以下のような働きがあります
・毛母細胞の増加
髪の毛の生成に必要な発毛因子を作り出すバルジ領域。
そのバルジ領域にある幹細胞は育毛との関係性が強い細胞です。髪の毛の元になる細胞に毛母細胞がありますが、幹細胞が活性化していないと毛母細胞がうまく増加せず、髪の毛が作り出されません。
DHQGが幹細胞を活性化させることで幹細胞が毛母細胞の増加を促します。毛母細胞が増加することで作り出される髪の毛の量も増えるということですね。
・線維芽細胞の活性化
毛母細胞へ指令を送り出す細胞を毛乳頭と言います。この毛乳頭の中にあるのが線維芽細胞です。
線維芽細胞は活性化するとコラーゲンやヒアルロン酸を作り出し、髪の毛の成長を促進します。
また線維芽細胞には、血液中に含まれる栄養の吸収率を高めるという働きもあり、吸収した栄養でさらに髪の毛の成長が促されるでしょう。
EGCG2には以下のような働きがあります。
・炎症の抑制
炎症の原因となるIL-8(インターロイキン-8)という要素があります。EGCG2にはこのIL-8の働きを抑える効果があるため、頭皮の炎症を防ぐことができます。
炎症を防止することで頭皮環境が正常化し、十分な育毛環境が整うのではないでしょうか。
育毛で心配になるのが副作用ですよね。リデンシルはこれまで副作用が確認されていないので、副作用の心配はないでしょう。
そんなリデンシルを開発したスイスのINDUCHEM(インデュケム)は18歳から70歳(26人のAGA男性)を対象に臨床実験の結果を報告しています。
実験内容:二重盲検法という検査からリデンシル3%とプラセボ(偽薬)とを3ヶ月間頭皮に塗布。
最初の1ヶ月の実験結果ではリデンシルもプラセボもほとんど変わりありません。
ただ、3ヶ月間で見た場合、成長期の割合がプラセボと比べてリデンシルが9%増えてことが証明されています。
休止期でのリデンシルとプラセボを比較してみると、リデンシルを使ったときの方が17%抜け毛が減少しているのがわかります。
引用元:https://www.redenhair.com/en/content/15-redensyl
この画像はリデンシルを使った3人の被験者です。
見ての通りのリデンシルを使った人は明らかに頭皮の変化が見られますね。
マウス実験ではなく実際の人間が被験者なので信憑性が高いといえるでしょう。
キャピキシル成分の期待できる育毛効果
キャピキシルは「抜け毛を予防することを中心に発毛促進」を促すことが特徴的な成分です。
キャピキシルは発毛剤で使われる有効成分であるミノキシジルの約3倍の効果と言われていますが、それは毛包(毛を産生する哺乳類の皮膚付属器官)を比較されたもので直接的に発毛効果を比較されたものではありません。
こちらがアセチルテトラペプチド-3といったキャピキシルが構成される物質で、臨床試験で毛包の増加がミノキシジルの3倍というのが正しい情報となります。
キャピキシルのメイン効果はAGA(男性型脱毛症)ブロックに繋がる5αリダクターゼ抑制効果があること。
キャピキシルの臨床試験を順に見ていきましょう。
左側の成長期のグラフを見てわかるように、成長期に偽薬のプラセボを塗布した人は2%髪の割合が減少、キャピキシルを塗布した人は13%髪の割合が増量されていることがわかります。
なのでキャピキシルを塗布した方が発毛促進されているのがわかります。
続けて、休止期に偽薬のプラセボを塗布した人は23%髪の割合が増量、キャピキシルを塗布した人は29%休止期髪の割合が減少したことが証明されています。
なので、休止期の髪が減ったということは「キャピキシルを塗布したことで抜け毛が減った」ということになります。
臨床試験結果は、AGA患者の平均年齢46歳の人に対してキャピキシル塗布することで、発毛促進と抜け毛が減少したということになるわけですね。
40代半ばでも十分にキャピキシルの効果が実感できるってことは若い世代の人もキャピキシルで対策することは有効的になります。
明らかに変化がわかりますよね。
医薬品のプロペシア、ミノキシジルは様々な副作用が報告されていることに対してキャピキシルは副作用の心配はありません。
医薬品は場合によっては勃起不全なども発症するので副作用なしで発毛を促進してくれるのであれば願ったり叶ったりですよね。
このような臨床試験結果からAGAの人でもキャピキシルは有効的な成分といえるではないでしょうか。
続けて、キャピキシルに配合されている「アセチルテトラペプチド-3」「アカツメクサ花エキス」の成分の効能をまとめていきます。
アセチルテトラペプチド-3の効能
・細胞の修復
アセチルテトラペプチド-3は、主にやけどなどで傷付いてしまった皮膚の治療や怪我で切れてしまった部分を修復するために使われます。
この働きは育毛においても役立ち、失われた毛母細胞を修復することが期待できるでしょう。
アカツメクサ花エキスの効能
・5αリダクターゼの抑制
アカツメクサ花エキスにはビオカニンAという成分が含まれており、この成分が5αリダクターゼの働きを抑制してくれます。
薄毛の多くの理由はAGA(男性型脱毛症)と言われてます。
男性ホルモンの別称である「テストステロン」が「5αリダクターゼ」と結合するとDHT(ジヒドロテストステロン)という髪の成長の邪魔をする悪者が登場してしまうわけですね。
予防策として「5αリダクターゼ」を抑制することでAGAの原因をブロックしてくれるといった流れになります。
こういった図でみる方がわかりやすいかもしれません
そんな5αリダクターゼ抑制成分が、キャピキシルに含まれている「ビオカニンA」だということ。
ビオカニンAの効果も臨床データがあります。
下記の図は「EGCG(カテキンの一種)とビオカニンA」を比較して「テストステロンと5αリダクターゼがどれだけDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されたか?」のデータのようです。
5αリダクターゼは薄毛の原因となる酵素のため、その働きを抑制することで薄毛への効果が期待できます。
繰り返しますが、キャピキシルは天然成分で作られているため、副作用の心配はありません。
リデンシルとキャピキシルはよく似た成分!育毛効果の違いは?
リデンシルとキャピキシルの大きな違いは以下の2つではないでしょうか。
リデンシルとキャピキシルの違い
毛髪に関する細胞 | AGA予防 | |
リデンシル | 作り上げる | なし |
キャピキシル | 守る | あり |
リデンシルは「新たな細胞を作り出す」
キャピキシルは「細胞の保護」
この2つの意味合いが強いのではないでしょうか。
リデンシルがFGF-7を増加して発毛させるミノキシジル寄り
キャピキシルが薄毛の進行を抑制するフィナステリド寄り
といったイメージかな。
効果としての大きな違いは、5αリダクターゼを抑制する働きがあるかどうかです。
リデンシルにはその働きがなく、男性ホルモンによる薄毛の悩みには十分に対応できません。
一方、キャピキシルには5αリダクターゼを抑制する働きがあるので、男性ホルモンによる薄毛効果に期待があります。
AGA治療薬の方が高い効果が期待できますが、どうしても体毛が濃くなったりといったED(勃起障害)といった副作用事例があるのでキャピキシルの方が安心感はありますね。
また値段がAGA治療薬よりもお手軽というポイントもあります。
リデンシルとキャピキシルをどちらを使うべき?
どちらを使うべきなのかは使用者の頭皮環境によって左右されるため、それぞれ使用をおすすめする人の特徴を以下にまとめました。
リデンシルを使うべき人
・加齢とともに髪の毛にハリやコシがなくなった人
・将来、薄毛にならないか心配で早い段階で予防しておきたい人
・髪の毛全体が細く、汗や雨で濡れた時に頭皮が気になる人
キャピキシルを使うべき人
・今までは気にならなかったが、急に薄毛が進んできたように感じる人
・生え際や額の広がりが気になり始めた人
・頭頂部の髪の毛の薄さが気になる人
予防や発毛を目的としている人にはリデンシルがおすすめで、頭皮環境の正常化や細胞の活性化といった効果を実感できるでしょう。
キャピキシルはなんといっても5αリダクターゼを抑制する働きがあるため、薄毛や抜け毛の悩みを克服したいという人におすすめです。
目的に合ったものを使用しなければどれだけ高性能であっても効果は実感できません。自分の悩みを理解し、適切なものを使用したいですね。
リデンシル配合のおすすめ育毛剤
内容量 | 50ml |
注目成分 | リデンシル、ペブプロミンα、ジフェンヒドラミン塩酸塩 |
単品価格 | 13,800円 |
定期便価格 | 9,700円 |
返金保証期間 | 30日 |
定期解約 | 定期縛りなし |
使用方法 | スプレータイプ |
使用感 | サラサラ |
副作用 | なし |
最安値 | 公式サイト |
プランテルEXはリデンシル5%配合されており、濃度的には最高レベルとなります。
リデンシルは5αリダクターゼを抑制する効果はありませんが、プランテルEXの大きなメリットとして同時に5αリダクターゼを抑制してくれる成分も配合されているところです
それが特許成分である「ペブプロミンα」
キャピキシルは配合されていませんが、この「ペブプロミンα」が同じ役割を果たしてくれる期待があること。
リデンシル、ペブプロミンαに加えて3種類の有効成分(センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、ジフェンヒドラミン塩酸塩)が発毛促進やフケ・かゆみなどを抑えてくれる作用があります。
リニューアル前のプランテルはM字ハゲ専用といった印象がありましたがプランテルEXにリニューアルされてからは頭皮全体に対して本格的な薄毛対策に特化された育毛剤に生まれ変わっている印象が強いですね。
リデンシル配合の育毛剤ならこのプランテルEXがおすすめです。
キャピキシル配合のおすすめのスカルプエッセンス
内容量 | 50ml |
注目成分 | キャピキシル・ピディオキシジル・カプサイシン |
単品価格 | 12,800円 |
定期便価格 | 9,980円 |
返金保証期間 | 30日間 |
定期解約 | 定期縛りなし |
使用方法 | スプレータイプ |
使用感 | スーッとする |
副作用 | なし |
最安値 | 公式サイト |
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フィンジアの主成分はキャピキシル以外にはミノキシジル同等の効果があるとされてるピディオキシジルが配合
ピディオキシジルはミノキシジル誘導体なんて呼ばれていますね。
このピディオキシジルは薄毛対策というよりはヘアサイクルを正常化してくれるといった役割をもち、休止期の髪を成長期に移してくれる働きがあります。
ヘアサイクルが乱れてしまうと薄毛の原因に繋がるため重要なポジションといえますね。
良い成分が配合されていても浸透しないと意味がありません。
そういった浸透力を高めてくれるカプサイシンといった成分も配合されているのがフィンジアの特徴です。
このカプサイシンは唐辛子エキスで目的としては頭皮を柔らかくしてくれる作用があり、より一層液体がより一層浸透しやくなるといったイメージでしょうか。
5αリダクターゼ抑制に発毛促進、ヘアサイクルを正常化しながら浸透力を高めてくれるフィンジア。
効果の根拠がしっかりしているので人気の理由は膨大広告だけじゃないかなと思います。
まとめ
すべての人に対して効果が保証されるものではありませんが、被験者は人間なので期待できる成分といってもいいのではないでしょうか。
手っ取り早くリデンシルとキャピキシルを使ってみるにはおすすめの2品なので、リデンシルとキャピキシルの期待できる根拠を理解して試してみる価値はあると思います。