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育毛剤に配合されるエタノールの役割
エタノールは一般的な男性用育毛剤で50~70%、女性用育毛剤で20~30%ほど配合されています。
育毛剤に配合されているエタノールに期待できる効果は以下の通りです。
順に見ていきましょう。
雑菌繁殖を抑える
食べ物や飲み物を開封後に放置すると菌が繁殖してしまい、味が悪くなることがありますよね。
これは育毛剤も同じ。育毛剤には天然由来の成分が配合されていることが多く、開封後に常温で放置すると雑菌が繁殖し、品質が落ちやすくなります。
エタノールを配合することで雑菌が繁殖が抑えられるため、品質を保つことができるように。育毛剤の多くが1本の使用目安を1ヶ月に設定できてるのも、エタノールによって品質を保っているからなのです。
殺菌作用
頭皮には目に見えない菌がたくさん。放置しておくとフケ・かゆみ・ニオイ・抜け毛などのトラブルの原因になり、髪の毛が育ちにくい頭皮環境になってしまいます。
殺菌や消毒作用のあるエタノールは菌の発生を防止。トラブルが起きにくく、育毛に適した頭皮環境づくりの手助けをしてくれます。
皮脂を取り除く
菌の繁殖を引き起こす原因となるのが皮脂の過剰分泌。皮脂の過剰分泌は菌の繁殖だけでなく、抜け毛の増加につながることも。
また、過剰に分泌された皮脂によって毛穴が塞がれてしまうと、育毛剤の成分が十分に浸透しません。
エタノールは頭皮や毛穴の周りにある余分な皮脂を除去するので、育毛剤の成分が浸透しやすく効果を実感しやすくなるでしょう。
清涼感
育毛剤は頭皮に直接塗布するもの。使用後に長時間ベタついていたら不快感があって嫌ですよね。
揮発性の高いエタノールを配合することで塗布しても乾燥が早く、ベタつきによる不快感がありません。スーッとした爽快感が生まれるのもポイント。
可溶化
育毛剤にはいくつもの成分が配合されており、その数は数種類~数十種類と商品によって様々。成分の中には相性が良くないものもあり、それらだけを配合しても分離してしまい効果のある育毛剤にはなりません。
エタノールは成分を溶かす作用があるので、配合し成分同士を混ざりやすくします。
育毛剤におけるエタノールの副作用や頭皮への悪影響は?
いくつもの効果を期待して配合されているエタノール。頭皮や髪の毛に対してプラスの作用がありますが、副作用など悪影響がないわけではありません。
エタノールが配合された育毛剤を使用することで以下の2つの副作用が起こる可能性があります。
- 頭皮への刺激
- 頭皮の乾燥
エタノールの分類はアルコールなので爽快感がある一方で、塗布した時にヒリヒリとした刺激を感じる人もいるでしょう。
また、蒸発しやすくベタつかないという揮発性の高さは、頭皮から水分を奪ってしまうことがあり、エタノールの含有量が多い育毛剤はかゆみや乾燥につながること可能性があることも知っておこう。
育毛剤のエタノールの種類
主に配合されているのは以下の3種類。
- エタノール
- 無水エタノール
- フェノキシエタノール
エタノールは3種類で最も殺菌力が強く、頭皮の菌の繁殖予防や使用後の爽快感を出すのが目的。
無水エタノールはエタノールの純度が99.9%のものを指し、その名の通りほとんど水が含まれていません。水と油という正反対の物質のどちらにも溶けるという性質があり、成分を溶かして混ぜ合わせる目的で配合されています。
フェノキシエタノールは自然由来の成分で、防腐剤として育毛剤の品質を保つのが目的。
3種類の中で無水エタノールとフェノキシエタノールは刺激や含有量が少なく、頭皮や髪の毛への影響はありません。ヒリヒリした刺激などの副作用が生じる場合、エタノールが原因でしょう。
【結論】エタノールはさほど心配はいらない
健康的な頭皮は皮脂がバリアとして保湿の役割を果たすため、エタノールの影響を大きく受けるというのは考えにくいもの。
しかし、以下のような特徴のある人はエタノールを配合した育毛剤を使用するときは注意はした方が良いです。
乾燥肌や敏感肌の人が使用すると高い揮発性が頭皮を乾燥させたり、バリアとなる皮脂を除去したりすることがあります。
育毛剤は定期的に使用するものなので、刺激を受け続けることになり、頭皮の炎症や薄毛が悪化することも。
パーマやカラーリングはそれだけでも頭皮や髪の毛にダメージを与えています。
また、アルコールであるエタノールはパーマ液やカラーリング剤を溶かしてしまうため、パーマが緩くなったり、カラーリングが色落ちしたりとデメリットが様々。
その度にパーマやカラーリングを行わなければならず、頭皮や髪の毛にダメージを与える機会も増えてしまう可能性があります。
保湿効果の期待できる皮脂ですが、40代以降になると皮脂の分泌量は減少してしまいます。
少なくなった皮脂がエタノールの作用で除去されてしまうと頭皮が乾燥。頭皮が傷つきやすく、かゆみや炎症につながってしまいます。
このように注意点を書きましたけど、人気の育毛剤の多くがエタノールを配合しており、副作用の可能性があるからといって必ずしも悪い成分ではありません。
副作用は体質によるものなので、使用前に自身の体質を把握しておけば大きな心配はいらないでしょう。
低刺激のおすすめ育毛剤
低刺激のため頭皮や髪の毛に優しく、副作用によって新たな悩みが増えることも限りなく低いでしょう。
しかし、低刺激で優しいだけで、薄毛や抜け毛に対して効果がないのでは育毛剤の意味がありません。
低刺激で効果も期待できる育毛剤として以下の3つをおすすめします。
チャップアップ
チャップアップは天然成分をバランスよく配合されており、頭皮に優しい成分で構成されています。
メイン成分は「ジンゲルシックス」という独自成分で詳しい成分説明は省略しますが、赤ショウガ系のエキスでAGA予防や毛髪へのアプローチ強化として採用されています。
また、有効成分はセンブリエキス・グリチルリチン酸ジカリウム・塩酸ジフェンヒドラミン・トコフェロール酢酸エステル・D-パントテニルアルコールの5つ。
5つの成分が作用することで育毛、発毛促進から血行促進、頭皮環境の向上、かゆみや炎症の予防といった効果が期待できます。
これ以外にも55種類の天然由来成分や15種類のアミノ酸が配合されており、頭皮に優しい低刺激な仕上りに。
香料・着色料・鉱物油・石油系界面活性剤・パラベン・紫外線吸収剤・シリコンの7種類の添加物を配合していません。
プランテルEX
プランテルEXのメイン成分はリデンシル・ペブプロミンα・発毛促進成分の3つ。
リデンシルは育毛促進効果が未使用時の2倍あるとされている注目の成分。独自の成分として配合しているペブプロミンαは5αリダクターゼの分泌を抑え、薄毛の進行を抑制します。
23種類の植物由来成分や16種類のアミノ酸といった低刺激で頭皮や髪の毛に優しい成分も配合しています。
パラベン・合成香料・合成着色料・鉱物油・シリコン・紫外線吸収剤の6種類の添加物を配合していません。
ブブカゼロ
ブブカゼロに配合されている育毛に効果のある成分の数は、育毛剤の中でもトップクラス。
髪の毛の成長や黒い髪の毛を維持するために欠かせない17型コラーゲン。このコラーゲンの働きをサポートするために配合されているのがマジョラムエキスです。
ブブカゼロはフェノキシエタノールという一般的に使われるエタノールよりも低刺激なものが採用されています。
センブリエキス・グリチルリチン・トコフェロールの3種類が頭皮環境を良好へ導き。ビワ葉エキス・ホウセンカエキス・オウゴンエキス・ジオウエキス・チョウジエキスの5種類は5α-リダクターゼに作用し、分泌を阻害して薄毛の進行を防ぎます。
アルコール・パラベン・石油系界面活性剤・シリコン・鉱物油・法定色素・マイクロビーズ・紫外線吸収剤・合成香料の9種類の添加物を配合していません。
成分表示を見るとアルコールに分類されるエタノール系は配合されているものの、これは成分同士を混ぜるためには必要不可欠。含まれているアルコールの度数は0.1%未満と徹底した低刺激を目指した育毛剤といえるでしょう。
まとめ
育毛剤に含まれるエタノールは刺激があってもさほど心配するようなことはないということ。
むしろ育毛剤を効果の重要な手助けになっていることですね。
女性の場合は男性よりも皮脂量も少ないことから、女性用育毛剤として分かれている理由でもありますが、どちらにしてもよっぽど乾燥肌じゃない限りはエタノールが配合されていても問題はないのかなという印象はあります。
育毛剤の効果は最低でも3ヶ月間以上使わないといけませんが、頭皮に合う合わない早い段階でわかることが多いので、1ヶ月程度使って判断するのも良いでしょう。
今回紹介した育毛剤は定期便の回数縛りもなく、返金返金が適用されているので気軽に試すことができるのではないでしょうか。
やっぱり副作用の心配をせず安して使用心できる育毛剤が使いやすいですよね。
こんにちはイクダン(@ikumoudanshi)です!
育毛剤にはエタノールが含まれています。
つまり、アルコールのこと。
人によってはこのエタノールが影響して頭皮に悪影響を及ぼすことに繋がることもあるので、アルコールフリーなど、エタノールが含まれてない育毛剤もありますが、このエタノールは育毛剤にとって重要な役割を果たします。
今回はそんな育毛剤に含まれるエタノールがなぜ必要なのか?
また、エタノールの副作用への影響についてまとめながら最後に低刺激の安心できる育毛剤を紹介していきます。