薄毛に悩む人、これからの薄毛対策をしてる人にとって有名な成分ではありませんがピディオキシジルの成分を耳にすることはあるかもしれません。
このピディオキシジルの正式名称は「ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド」といって育毛専用として開発された成分。
「Triaminodil」
「Kopyrrol」
といった読み方がわからない表記名で海外で売り出されてるみたいです。
海外の情報のみなので、日本ではなかなかわかりづらい成分でもありますね。
まつ毛の美容液として知られていますが、育毛にとっても注目の成分なんだとか。
また、ピディオキシジルという成分は厚生労働省から認可されていない成分なので化粧品に属され医薬部外品の育毛剤ではなくスカルプエッセンスになります。
化粧品は医薬部外品よりも効果が薄い印象がありますが、そういうわけではありません。
今回はそんなピディオキシジル配合の効果的なスカルプエッセンスを厳選して2つ紹介していきます。
まずはピディオキシジルから期待できる効果と副作用の有無についてまとめてみます。
お好きなところからご覧いただけます。
ピディオキシジルとは?効果はミノキシジル以上?
育毛成分といえばプロペシアなどに含有されるミノキシジルが有名ですが、ピディオキシジルもミノキシジルと似た分子構造を持っています。
このように科学記号がほぼ同じとなっていますが、緑で囲った部分はピディオキシジルが五角形に対して、ミノキシジルが六角形になっています。
ミノキシジル誘導体とも呼ばれるもので、実際に「ピディオキシジルとミノキシジルを比較した試験データ」があります。
かなり見にくいですが、「NH3T3細胞」といった「線維芽細胞」を用いた実験。
線維芽細胞(せんいがさいぼう、英: fibroblast)は、結合組織を構成する細胞の1つ。コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった真皮の成分を作り出す。
線維芽細胞は毛髪成長のための必要な土台といった役割を持つイメージで良いと思います
この実験ではトルブタミドといった成分が「線維芽細胞(NH3T3細胞)」を阻害することから、「ミノキシジルとピディオキシジルを使うことでどれだけ線維芽細胞の阻害を抑制できるのか?」といったデータをあらわしたもの。
頭皮の土台が整っていれば髪の成長に繋がりますが、頭皮の土台が悪化すると抜け毛や薄毛の原因になりますよね?
“線維芽細胞を阻害は頭皮の土台が悪化する”と置き換えてください。
その線維芽細胞を阻害をピディオキシジルをミノキシジルのどちらが抑えることができたのか?といった比較です。
つまり、線維芽細胞の阻害を抑制できた方が髪の成長に繋がるといったとこでしょう。
その結果、「ピディオキシジルはミノキシジルよりも58.7%線維芽細胞の阻害を抑制したデータ」が立証されています。
また、ピディオキシジルはマウスを用いた実験も行われています。
- ミノキシジル0.5%をマウスに塗布
- ピディオキシジル0.5%をマウスに塗布
結果、わずかではありますが、マウスの体毛はピディオキシジルを塗布した方が増えたことが証明されてます。
ピディオキシジルを塗布したマウスは休止期から成長期への移行が早くなったことから、「ピディオキシジルはミノキシジルと同等の効果がある」と言われたわけですね。
イタリアで実施されたピディオキシジルの臨床試験【人間の頭皮】
参照元:Triaminodil
Gaslin研究所の実験結果
【0.8%濃度のピディオキシジルを塗布】
被験者:AGA患者30人
期間:6ヶ月
結果:21人が効果を実感
フィレンツェ大学
【0.8%濃度のピディオキシジルを塗布】
被験者:薄毛男性14名、薄毛女性16名
期間:3ヶ月
結果:薄毛女性は全員効果を実感、薄毛男性は9名が効果を実感
ローマ聖母カトリック大学
【1.5%濃度のピディオキシジルを塗布】
被験者:薄毛男性28名、薄毛女性14名
期間:4ヶ月
結果:薄毛男性は効果実感なし、女性全員効果を実感
ローマの某病院
【1.5%濃度のピディオキシジルを塗布】
被験者:40名(男女の症状・比率不明)
期間:6ヶ月
結果:17名が効果を実感
臨床試験の結果まとめ
Gaslin研究所:30人中⇒21人が効果を実感
フィレンツェ大学:30人中⇒25人が効果を実感
ローマ聖母カトリック大学:42人中⇒14人が効果を実感
ローマの某病院:40人中⇒17人が効果を実感
といったように、医薬品でもないのに高い効果がデータとして出ています。
日本ではなかなか馴染みのない成分なだけにこういった臨床試験だけでは不透明なところもありますが、培養実験だけじゃなく実際に人間の頭皮からの実験というポイントにおいては信憑性は高いといえるでしょう。
※効果は個人の感想であり全員に効果を保証するものではありません
ピディオキシジルの効果と副作用について
ピディオキシジルから期待できる効果
論文系のデータをみる限り期待できる効果はこちらの2つ
- 頭皮の血管を拡張
- 毛母細胞の活動を促進
まず、頭皮の血管を拡張させる効果が期待できます。
頭皮の血管を広げることで、血行を促進させることができ、髪の発育に必要となる栄養分が血流によって頭皮に運ばれ、髪が健やかに育っていくことができるわけですね。
次に、毛母細胞の活動を促進させる効果があり、毛根に存在する毛母細胞が活発に分裂を続ければ、毛包が大きく成長し、髪の毛がより太く強くアプローチしてくれます。
そのことによって、薄毛の解消につながります。
さらには、髪のヘアサイクルを正常に戻す効果があり。薄毛となっている方は、髪の成長期が短くなっていることが多いのですが、ヘアサイクルを正常に戻すことで、成長期を正常な長さに戻すことができるわけですね。
これらの効果により、髪の毛が太く強く育ちます。
副作用リスクは限りなく低い
副作用があるミノキシジルとほぼほぼ近い成分なのでピディオキシジルも同じく副作用があると思ってしまいますが、このピディオキシジルは医薬品ではないため、副作用が起こる心配についてはほとんど心配いりません。
ピディオキシジルは「うさぎ」「モルモット」を用いた副作用の試験が行われており、皮膚や目を対象に実験した結果、とくに害はなかったことがわかっています。
ミノキシジルも必ず起こるわけではありませんが、多数の副作用が報告されています。
頭皮の痛み、かぶれ、かゆみ、炎症が起きるなどの副作用があり、さらには頭皮から体内に浸透すると、心臓への負担が大きくなったり、血圧への影響があると言われています。
しかし、ピディオキシジルにはそういった副作用報告は現在のところ聞いていません。
安全性が非常に高い育毛成分であるといえます。
ミノキシジルとの同等の効果というところについては疑問は残りますね。
副作用の心配がほとんどいらない分、効果は緩やかな意識はもっておくべきかなと。
ピディオキシジル配合のおすすめ育毛剤(スカルプエッセンス)はこの2選!
ピディオキシジルの育毛効果の高さや、副作用が少ないことについてご理解頂けたと思います。
そのピディオキシジルを配合したスカルプエッセンスのうち、特におすすめのものを2種類選びました。
フィンジア
内容量 | 50ml |
注目成分 | キャピキシル・ピディオキシジル・カプサイシン |
定価 | 12,800円(税込) |
定期便価格 | 9,980円(税込) |
返金保証期間 | 30日間 |
定期解約 | いつでもOK |
使用方法 | スプレータイプ |
使用感 | スーッとする |
副作用 | なし |
最安値 | 公式サイト |
元格闘家の魔娑斗さんが推奨する「フィンジア」
「フィンジア」はピディオシジルを限界濃度となる2.0%まで配合したスカルプエッセンスです。
さらにキャピキシルを5%含有し、育毛効果をより高めています。
キャピキシルは、アカツメクサ及び、4種類のアミノ酸で構成されるアセチルテトラペプチド3を合成した成分。
アカツメクサにはイソフラボンが多量に含まれていますが、このイソフラボンは女性ホルモンと同様の効果があり、男性ホルモンのはたらきを抑制します。
それによって、男性ホルモンの影響で起こる抜け毛を減らす効果があるわけですね。
さらに、「カプサイシン」を配合することによって、ピディオシジルとキャピキシルがスムーズに頭皮から毛根に浸透するはたらきを持たせています。
カプサイシンはトウガラシに含まれている成分でトウガラシを食べると汗がでますよね?汗がでるということは毛穴が開いているということ、つまりそこに浸透しやすくなっているということです
どれだけ有効な成分を頭皮に塗布しても、頭皮が硬くなっていることで、成分が毛根に浸透しなければ育毛効果は得られません。
そこで、頭皮をやわらかくする効能を持つカプサイシンが配合されています。
カプサイシンの効果によってやわらかくなった頭皮に、ピディオシジルとキャピキシルとを浸透させることにより、高い育毛効果が期待できます。
このカプサイシンが配合されたスカルプエッセンスは、現在のところ「フィンジア」しかありません。
そのうえ、10種類の植物性成長成分を配合し、頭皮に栄養を与え、髪の成長を促進させる効果があるとされてます。
フィンジアには副作用の報告は入ってなく、フィンジア自体にも臨床試験が実施されているのが強みですね。
ただ、カプサイシンは頭皮を刺激してやわらかくする効果を持っているため、肌が極端に敏感である方は避けた方がいいかもしれませんね。
そうでなければ副作用がみられることはほとんどないようです。
ボストンスカルプエッセンス
内容量 | 60ml |
注目成分 | キャピキシル・ピディオキシジル・フラーレン・オレアノール酸 |
定価 | 10,584円(税込) |
定期便価格 | 初回8,800円(税抜) |
返金保証期間 | 180日間 |
定期解約 | いつでも可能 |
使用方法 | スポイトタイプ |
使用感 | 液体にとろみがある |
副作用 | なし |
最安値 | 公式サイト |
ボストンスカルプエッセンスも効果の高いスカルプエッセンスです。
ピディオシジルとキャピキシルの含有に加えて、さらにフラーレン、オレアノール酸、毛髪形成因子を配合し、育毛効果を固めています。
この5種類の組み合わせは日本では初めてとなっており、画期的なスカルプエッセンスといえるでしょう。
ピティオシジルとキャビシジルについては先述のとおりです。
フラーレンは、頭皮の保湿効果を高めてやわらかさを保つことで、育毛成分を浸透させることかがあります。
また、抜け毛を増やす活性酸素を除去する効果やオレアノール酸は、抜け毛を増やす男性ホルモンを抑制する効果があり、毛髪形成因子は、髪の毛を形成するタンパク質を多く含んでおり、髪を強く、太く育てる効果が期待できます。
ボストンスカルプエッセンスも副作用はなく、フィンジアと同じく、肌や体にやさしいスカルプエッセンスといえるでしょう。
まとめ
この記事ではあえて育毛剤として表現している部分もありますが、正確には「フィンジア」も「ボストンスカルプエッセンス」もキャピキシルが配合されているのでスカルプエッセンスに属されます。
共に、臨床試験からAGA患者の頭皮に効果が確認されたキャピキシルも配合されているので、この記事ではあえて育毛剤として表現しています。選びとしてフィンジアとボストンスカルプエッセンスを比較した方も多いのではないでしょうか。
そんな育毛業界の注目成分となるピディオキシジルを効率よく浸透させるのにこの2つのこの記事ではあえて育毛剤として表現しています。は最適ですね。
現在薄毛の人、将来の薄毛対策、抜け毛に悩む方は試す価値はあると思います。
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