こんにちはイクダン(@ikumoudanshi)です!
サバ缶のブームから同じ青魚のイワシ缶が注目されてます。
すでに在庫がなくなっている販売店も多いんだとか。
そんなイワシ缶は髪の毛に良いということで薄毛と抜け毛、白髪にも効果的なことがあらゆるメディアで言われていますね。
また、TV番組「名医のTHE太鼓判!」で取り上げられてたことで一気に注目を浴びています。
今回はそんなイワシ缶がなぜ髪の毛に効果的なのか?
イワシ缶がサバ缶よりも髪の毛に効果的とされる根拠
を中心に詳しくまとめてみました。
お好きなところからご覧いただけます。
イワシ缶とサバ缶の共通成分「EPA」が髪の毛に良い理由
イワシ缶とサバ缶は髪の毛に良い影響を与えることが知られています。
とくにイワシ缶に関しては「こちら」の項目でも話題に取り上げられるほど。
その理由は「EPA」という成分が根拠付けとなっています。
イワシ缶は薄毛が改善!といった感じで大げさに取り上げられていますが、EPAは髪の毛に直接働きかける効果はありません。
髪の毛の成長に必要な栄養は血液が運んでいるため、血行不良になると十分な栄養を髪の毛に供給することが困難に。
栄養不足に陥った髪の毛は抜けやすく、薄毛が進行する原因になる。
EPAには血液中に含まれる中性脂肪を減らす働きがあるため、血行促進に効果的。
栄養を供給しやすくなるため髪の毛が健康的になり、抜け毛や薄毛に対する効果が期待できるということだね。
血行不良の原因となる中性脂肪。
その正常値は30mg/dL以上149mg/dL未満と定められており、150mg/dL以上300mg/dL未満は軽度中性脂肪血症され、食事や運動を見直すことが大切。
大正製薬が行った臨床試験によると軽度中性脂肪血症の人が1800mgのEPAを4週間摂取したところ、202.5mg/dLだった中性脂肪が174.2mg/dLまで減少。
引用元:https://brand.taisho.co.jp/
長期的にEPAを摂取した場合、43.0%の人が3ヶ月、50.2%の人が24ヶ月で中性脂肪が正常値になったという結果もあり、EPAは長期的にも効果を発揮することが分かっています。
血行不良の原因である中性脂肪を減らしてくれるEPAはイワシ缶やサバ缶から手軽に摂取できるもの。食事だけで抜け毛や薄毛への効果を期待することができるのは大きなポイントです。
イワシ缶はサバ缶よりも「EPA」が豊富?
サバ缶ブームからイワシ缶ブームになっていますが、そのEPAの含有量に差はあるんでしょうか?
髪の毛に効果的な根拠が整っているものは何でも取り入れたい僕はスーパーに売ってるイワシ缶を購入してEPAの含有量を調べてみるとこのようになっていました。
そこで缶詰を販売している有名なマルハニチロの月花シリーズからイワシ缶とサバ缶のEPA含有量を比較してみました
・マルハニチロ「月花いわし水煮」:1缶(200g)あたり5,244mg
・マルハニチロ「月花いわし煮付」:1缶(200g)あたり2,726mg
・マルハニチロ「いわし煮付」:1缶(100g)あたり1,408mg
・マルハニチロ「いわし蒲焼(秘伝付け焼き)」:1缶(100g)あたり2,600mg
・マルハニチロ「いわし蒲焼」:1缶(100g)あたり1,212mg
・マルハニチロ「月花さば水煮」:1缶(200g)あたり2,300mg
・マルハニチロ「月花さばみそ煮」:1缶(200g)あたり2,540mg
・マルハニチロ「月花さば煮付」:1缶(200g)あたり2,108mg
・マルハニチロ「さば水煮」:1缶(190g)あたり2,071mg
・マルハニチロ「さば煮付」:1缶(190g)あたり2,383mg
全体的にみたらイワシ缶とサバ缶のEPA含有量に大きな差はないのかなと。
EPAの摂取を考えるのであれば「月花いわし水煮」「月花いわし煮付」「いわし蒲焼(秘伝付け焼き)」がもっともEPAが多く含まれているので、これらを選ぶと良いのかなと思います。
また、同じマルハニチロから販売されてる「どん帳」シリーズの「さば塩焼」と「いわし塩焼」とありますが、この2つについては同社が「いわし塩焼」の方がDHAとEPAの含有量が多いことを明かしています。
「下記項目」のように時代の流れ的に「いわし缶」がブームなので何かとイワシ缶が取り上げられますが、数値的にみてサバ缶であろうとイワシ缶であろうとそこまで差があるようには思えません。
大事なことは毎日これらを食べれるかどうかで大きくかわってくるのかなという印象ですね。
EPAは熱に弱いという特性があり、生魚を加熱調理すると外側に逃げ出してしまうため、十分に摂取することが困難です。
生魚を缶に詰めてから熱処理によって製造される缶詰の場合、外に逃げ出したEPAごと缶詰の中に閉じ込められています。
缶詰でEPAを摂取する時は、煮汁も捨てずに食べると効果的なんだとか。
【髪の毛にはサバ缶よりイワシ缶?】イワシ缶はイワシペプチドも配合
イワシ缶は豊富なEPAだけでなく、イワシ缶のみに含まれているイワシペプチドもポイント。
髪の毛にサバ缶よりイワシ缶が良いとされる理由はEPAの含有量だけじゃなく、イワシペプチドが含まれてる差が大きいのではないでしょうか。
イワシペプチドは特定保健用食品として消費者庁からの認可も受けており、血圧の上昇を予防する効果が期待されています。
高血圧になってしまうと圧迫によるダメージで血管が傷つき、血行不良になったり、栄養が行き渡りにくくなったりと髪の毛にとっては悪影響ばかり。髪の毛の成長のためにも高血圧を予防しなければなりません。
そこで役立つのがイワシペプチドの高血圧を予防する効果なのですが、実はこの働きは発毛効果が認められているミノキシジルと似ているもの。
高血圧を予防する成分として開発されたミノキシジルは、その効果の有効性が認められ、様々な発毛剤や育毛剤に配合されています。
同等の働きを持つイワシペプチドも抜け毛や薄毛に対する効果が期待できる根拠なわけですね。
EPAは白髪にも効果的?
EPAは抜け毛や薄毛以外に白髪に対してもプラスに働きかけるとの声も。
残念ながらEPAには白髪に対する直接的な効果はありませんが、EPAの血行促進効果が間接的に白髪対策に作用するとされています。
髪の毛の黒さを保つために欠かせない栄養素のチロシン。
血行不良でチロシンが十分に行き渡らなくなると、徐々に黒髪から白髪になっていきます。これが白髪の原理です。
EPAの血行促進効果によってチロシンを始めとした栄養素が頭皮や髪の毛に行き渡りやすくなるため、黒い髪の毛を保ちやすくなります。
EPAは朝に摂取すると効果的?
バイオメディカル研究部門(産業技術総合研究所)の研究によるとEPAは朝に摂取する方が、血中の濃度を高めてくれることがわかっています
DHA・EPAの研究結果によると、EPAは朝に摂取することが効果的なことがわかっています。
引用元:https://unit.aist.go.jp/bmd/
上記の項目でEPAは中性脂肪を減らす働きから血行促進に繋がることを解説しましたが、朝にEPAを摂取することでさらに中性脂肪を減らしてくれる期待があるというわけですね。
イワシ缶と梅干しの併用でさらに効果アップ?
多くのEPAを含むイワシ缶は単体でも効果が期待できますが、梅干しと組み合わせることでさらに効果がアップすることが分かっています。
梅干しに含まれるクエン酸に血行促進効果があるほか、梅干しを加熱することで生み出されるムメフラールという成分には血液の凝固を防ぐ働きも。
EPAとクエン酸、ムメフラールという3つの成分の摂取を意識することで、より効率的に血行促進することができるでしょう。
イワシ缶と梅干しの簡単なレシピ
一緒に食べることで効果アップが見込めるイワシ缶と梅干しですが、一緒に食べる時に注意して欲しいのは「イワシ缶の汁まで無駄にしない」ということ。
イワシ缶も梅干しも無駄なく活用できる以下のレシピは梅干しが加熱されるため、ムメフラールによる効果も期待できるのでおすすめ。
・イワシ缶と梅干しのチャーハン
引用元:http://www.heiwado.jp/recipe/
材料はご飯・イワシ缶・刻んだ梅干しと長ネギの4つ。材料を混ぜ合わせて炒めるだけなので、誰でも簡単に作ることができます。
「後述」するイワシ缶を使った番組の企画でも登場したレシピです。
【名医のTHE太鼓判!で話題】坪倉由幸さんのイワシ缶で薄毛改善?
お笑いトリオ『我が家』の坪倉由幸さんは、過去に2度『名医のTHE太鼓判!』という番組でイワシ缶を使った企画を実施。EPAの増加による効果を実感しています。
1度目は1日1缶イワシ缶を食べる生活を2週間続けるという企画。坪倉さんのほか、3人の一般女性も企画に参加しています。
企画前後でEPAの変化が分かるように、スタート前にEPAの数値を計測。
企画前
4人それぞれのEPAの数値は以下の通りでした。
・坪倉由幸さん(41歳):27
・一般女性(50歳):87.3
・一般女性(56歳):60.9
・一般女性(65歳):123
自身の薄毛がネタにされることもある坪倉さんは、参加者で最も若いながら、EPAの数値が最も低いという結果に。
EPAの数値が最も低かった坪倉さんは血管年齢も計測。結果は54歳と実年齢よりも10歳以上も高いという測定結果になりました。
企画後
1日1缶イワシ缶生活を2週間(合計14缶)続けた結果、EPAの数値は以下のように変化。
・坪倉さん(41歳):622
・一般女性(50歳):316.5
・一般女性(56歳):118.7
・一般女性(65歳):290.6
坪倉さんは2週間で28缶と他の参加者の倍のイワシ缶を食べたため、数値が大きく増加しています。
企画前の血管年齢が実年齢よりも高かった坪倉さんですが、企画後の血管年齢は36歳と実年齢よりも若くなり、EPAの血行促進効果が発揮されたと考えられます。
1度目は2週間だった1日1缶イワシ缶生活ですが、2度目の企画では期間を2ヶ月半に延長。今回は坪倉さん1人のみでの企画となりました。
企画前にEPAと中性脂肪の数値を計測したところ、EPAの数値は40代の平均を大きく下回り、中性脂肪の数値は前述した軽度中性脂肪血症に当てはまっていることが分かります。
EPA
・坪倉さん(41歳):27
・40代の平均:75
中性脂肪
・坪倉さん(41歳):163
・40代の基準値:50~149
企画終了後の計測で坪倉さん本人だけでなく、芸人仲間や担当のスタイリストも坪倉さんの頭頂部や髪の毛に対する効果を実感していました。
EPA
・27から266に増加
中性脂肪
・163から116に減少
このように著名人がイワシ缶を食べてEPAの数値が増加して、中性脂肪が減少したことからイワシ缶が髪の毛に効果的と話題になったんでしょう。
「イワシ缶とサバ缶の共通成分「EPA」が髪の毛に良い理由」と「イワシ缶はサバ缶よりも「EPA」が豊富?」でも触れたように髪に直接的な効果があるわけではないことは知っておいた方がいいでしょう。
コツコツ毎日継続しないと意味がないと思われますので。
EPAを手軽に摂取できるおすすめサプリ
EPAやイワシペプチドといった髪の毛へのプラスの効果が期待できるイワシ缶。
アレンジレシピがあるとはいえ、毎日のように食べ続けることは難しいもの。
そこでおすすめなのが、イワシ缶と同等の効果が期待でき、より気軽にEPAが摂取できる「さかな暮らしダブル」です。
機能性表示食品である「さかな暮らしダブル」は、新鮮なマイワシやカタクチイワシから抽出したEPAとDHAを配合。1日の目安(6粒)の中にEPAを600mg、DHAを260mg含んでいます。
同等の含有量を4週間摂取したところ、中性脂肪が24.1mg/dL減少したという結果も残っており、十分な血行促進効果が期待できる商品です。
ゼラチンと甲殻類アレルギー以外に副作用の心配はほとんどなく、サプリメントなのでイワシの風味が苦手な人でも無理なく摂取することができ、食事の合間にも手軽にEPAを摂取できるのがポイント。
単品購入は2800円ですが、おすすめは2520円の定期コース。
1ヶ月間の返金保証もありますが、1日93円なのでイワシ缶を毎日食べるよりもコスパ的にも良いですね
髪の毛に効果的なイワシ缶を食べたいけど、毎日食べるのは難しい人にはぴったりかなと思います。
イワシ缶に含まれるEPAの育毛と白髪に関する効果
イワシ缶がサバ缶よりも髪の毛に良い理由
「名医のTHE太鼓判!」で話題になったEPAのデータ
EPAを手軽に摂取できるサプリ