キャピキシルを徹底解剖!
いろんなスカルプエッセンスに配合されてるキャピキシル。
発毛効果が国内で認められているミノキシジルと比較されることもありますよね。
何せこのキャピキシルは海外で開発された成分なので、不透明な部分も多いのです。
今回はキャピキシルの臨床試験からわかる効果を細かくまとめみました。
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キャピキシルの基本情報
まず、そもそもキャピキシルとは何なのか?その成分について見ていきましょう
キャピキシルはカナダのLUCAS MEYER COSMETIC(ルーカスマイヤーコスメティックス)社という化粧品会社が開発した育毛成分です。
AGA治療薬とは異なり、天然由来の成分で合成されたもので、育毛成分としてはかなり画期的な存在として注目されていますね。
キャピキシルを構成している主な成分は2つ。
それがアセチルテトラペプチド-3とアカツメクサ花エキスです。
アセチルテトラペプチド-3は非常に強い細胞修復機能を持っているアミノ酸4つで構成されている物質で主に活動が衰えてしまった毛母細胞の復元効果が期待できるわけですね。
アカツメクサ花エキスは、その名の通りアカツメクサから取れたエキス。
もともと薬用ハーブとしてアカツメクサは使われており、薄毛・抜け毛の原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)を作り出してしまう酵素・5αリダクターゼの抑制してくれます。
これらの2つが組み合わされて、育毛成分として非常に高い効果のあるキャピキシルとなったわけですね。
続いてキャピキシルの臨床データに迫ります。
徹底解剖!キャピキシルの臨床データ
LUCAS MEYER COSMETIC(ルーカスマイヤーコスメティックス)社ではキャピキシルに関する以下の4つの臨床試験を実施。臨床試験の結果、下記4つの効果が期待できるというデータが残されています。
4つの臨床試験において副作用の報告はないため、安全性が高い成分であるとも言えるでしょう。
引用元:キャピキシルの臨床データ
臨床試験①:休止期の髪の毛を減少、成長期の髪の毛を増加
平均年齢46歳の被験者30人のうち、15人にキャピキシルを塗布、15人にプラセボを塗布して4ヶ月間経過を観察。
キャピキシルを塗布した患者に休止期の髪の毛を減少させ、成長期の髪の毛を増加させるという結果になりました。
・休止期の髪の毛:プラセボ側は平均23%増加、キャピキシル側は平均29%減少
・成長期の髪の毛:プラセボ側は平均2%減少、キャピキシル側は平均13%増加
塗布したものの配合成分と臨床試験の結果の詳細は以下の通りとなっています。
・キャピキシル配合育毛剤:キャピキシル5%、アルコール20%、水75%
・プラセボ:アルコール20%、水80%
・髪の毛全体の比率:プラセボ側は33%減少、キャピキシル側は46%増加
そんな被験者の頭皮を拡大したものがこちら
臨床試験②:髪の毛の成長率を上昇
キャピキシルの構成成分の1つであるアセチルテトラペプチド-3を使用したもの。成長期の毛包を用意し一方にアセチルテトラペプチド-3を塗布、もう一方は何も塗布せずに経過を観察。
8日後、何も塗布していない毛包に比べ、アセチルテトラペプチド-3を塗布した毛包は成長率が35%上昇するという結果になりました。
臨床試験③:5αリダクターゼの分泌を抑制
キャピキシルの構成成分の1つであるレッドクローバー抽出物に関するもの。レッドクローバー抽出物を構成するビオカニンAという成分を使用した臨床試験です。
AGA(男性型脱毛症)を引き起こす要因である5αリダクターゼを阻害するEGCGとビオカニンAが比較されています。
その結果、EGCGよりもビオカニンAの方が5α-リダクターゼの分泌を抑制するデータが出ています。
ビオカニンAを塗布した細胞とEGCGを塗布した細胞の2つを用意して1時間培養。その後それぞれにテストステロンを加え、3時間培養した後にテストステロンとAGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の数値を測り、5α-リダクターゼをどれだけ抑制したかを測定。
ビオカニンAは5αリダクターゼを64~93%抑制し、EGCGは5α-リダクターゼを5~11%抑制するという結果になりました。
つまり、キャピキシルはAGAの進行も予防してくれることがわかったということ。
臨床試験④:脱毛につながる炎症を予防
レッドクローバー抽出物・キャピキシル・デキサメタゾンの3つの成分を使用し、炎症を抑制する効果を比較。
デキサメタゾンの効果が最も薄く、レッドクローバー抽出物のみよりもキャピキシルの方が炎症を抑制する効果が期待できるという結果になりました。
臨床試験で使用された3つの成分の濃度はそれぞれ以下の通りとなります。
・レッドクローバー抽出物:0.5%と1%
・キャピキシル:0.5%と1%
・デキサメタゾン:1μm
頭皮の細胞の1つである繊維芽細胞に炎症を誘発するIL-8(インターロイキン)を加えたものに、上記3つをそれぞれ塗布し24時間培養。
24時間後の炎症の抑制率はそれぞれ以下の通りです。
・レッドクローバー抽出物(0.5%):11%
・レッドクローバー抽出物(1%):20%
・キャピキシル(0.5%):33%
・キャピキシル(1%):48%
・デキサメタゾン(1μm):17%
といったことから、キャピキシルは頭皮環境にも良いとうことが証明されたということ。
キャピキシルとミノキシジルを比較【3倍の効果に誤解あり】
ミノキシジルの3倍の効果が期待できるとされるキャピキシルですが、残念ながらこれは誤解。
臨床試験ではキャピキシルの構成成分であるアセチルテトラペプチド-3の方がミノキシジルよりも効果があるという結果は出たものの、キャピキシルの方が3倍効果があったというデータは残っていません。
毛包の増加に対して、比較されたということです。
毛包(もうほう、英語: hair follicle)は、毛を産生する哺乳類の皮膚付属器官である。 毛の産生には幹細胞が関与している。 毛包のうち、皮膚表面から見ることのできる部分は一般に毛穴(けあな)と呼ばれている。
臨床試験の詳細
臨床試験では以下の条件で成長期の毛包を3つ用意。
・アセチルテトラペプチド-3を塗布した毛包
・ミノキシジルを塗布した毛包
・何も塗布しない毛包
7日後に3つそれぞれの状態を確認したところ、以下のような結果になりました。
・アセチルテトラペプチド-3を塗布した毛包:156%毛包が増加
・ミノキシジルを塗布した毛包:52%毛包が増加
・何も塗布しない毛包:変化なし
臨床試験の詳細を見てもらえば分かるように、キャピキシルとミノキシジルの効果を直接比較した臨床試験は行われていません。
臨床試験の結果を見ると、アセチルテトラペプチド-3の方がミノキシジルに比べて3倍の効果があるように感じます。
しかし、臨床試験の結果は何も塗布しない毛包に対する効果を数値化したものであり、アセチルテトラペプチド-3とミノキシジルの効果を直接比べたものではありません。
臨床試験の結果として出た数値だけを見て、キャピキシルはミノキシジルに比べて3倍効果があるという誤解が広まったのではないでしょうか。
あくまでキャピキシルの構成成分であるアセチルテトラペプチド-3がミノキシジルよりも効果があるというデータは間違いではないけど、毛包の増加率だということを理解していく必要があるね。
リデンシルもそうですが、ミノキシジルと比較された成分は基本的には発毛率を比較したスコアではありません。
キャピキシルの配合のおすすめスカルプエッセンス
では、キャピキシルが配合されたスカルプエッセンスの中でもっともおすすめしたいのがこちらのフィンジアです。
内容量 | 50ml |
有効成分 | キャピキシル・ピディオキシジル・センブリエキス・グリチルリチン酸・10種の毛髪成分 |
定価 | 12,800円(税込) |
定期便価格 | 9,980円(税込) |
返金保証期間 | 30日間 |
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フィンジアの主成分
・キャピキシル
・ピディオキシジル
・カプサイシン
「アセチルテトラペプチド-3とアカツメクサ花エキス」がキャピキシル
「ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド」がピディオキシジル
キャピキシルとピディオキシジルには臨床データから薄毛対策に繋がる根拠が発表されていますが、よくあるパターンですとその成分の臨床データはあるけど、その育毛剤に対しての臨床データがないものが多いです。
でも、フィンジア自体の臨床データとボストンスカルプエッセンス自体の臨床データがあるのは信憑性となるのではないでしょうか。
実際にフィンジアのみ使用したAGA男性の薄毛に効果があったというデータがありますので、こちらの記事を参考にしてみてください。
このようにフィンジアは育毛効果に特化しているわけじゃなく、AGAに対応できる成分にフォーカスしていることがわかりますのでキャピキシルが配合された育毛剤やスカルプエッセンス選びに迷った場合はフィンジアかおすすめかなと思います。
さらにトウガラシ果実エキス(カプサイシン)の効果により頭皮の毛根が開き、成分が頭皮により浸透するよう働きかけてくれるわけです。
様々な成分を含んでいても、結局頭皮に浸透しなければ全く意味をなさないので、実はこの浸透力の高さはフィンジアの大きな強み・メリットと言えるでしょう。
キャピキシル配合=スカルプエッセンス【化粧品に属される理由】
育毛剤は医薬部外品に属されますが、キャピキシルは厚生労働省から医薬部外品の許可は取れていません。
キャピキシルが配合されたものは医薬部外品に属されないので、必然的に化粧品に属されます。
医薬部外品じゃないと育毛剤と明記されないため、キャピキシルが配合されたものはスカルプエッセンスということになるわけです。
じゃキャピキシルも厚生労働省の認可を申請すればいいのでは?
ってことになりますが、このような許可を得るには5年から10年かかると言われており、国内の臨床データを取るにも相当な費用がかかるそうです。
化粧品に属されることで、厚生労働省の認可した成分以外でも配合が許されているため、スカルプエッセンスは最新の成分が配合できるといった利点があるわけです。
一般的な解釈としては「化粧品は美容なので育毛効果は医薬部外品の方が高い」といった印象がありますが、化粧品だからこそ新たな成分が配合できて医薬品に匹敵する効果が期待できるのがスカルプエッセンスなわけです。
それに厚生労働省が認可されたからといって効果が保証されたわけではありませんし、厚生労働省の認可というのは広告アピールの一環でもあるので、効果を判別する基準にはならないということ。
まとめ
キャピキシルの臨床データでは薄毛に対する効果や頭皮に炎症予防などが証明されているのがわかります。
日本での臨床データがまだまだ不透明でもありますが、キャピキシルが配合されたフィンジア自体に臨床データが実施されて、実際にAGAに対する効果が確認されているのであればある程度信憑性は高いといえるでしょう。
費用が安く、副作用なしで大きな育毛効果を実感したい人にはピッタリな成分ですね。
いろんな賛否の意見もありますが、成分から効果を実感する根拠がキャピキシルには整っています。
クリニックや高い費用をかけて効果がなかった人にとってもキャピキシル配合のスカルプエッセンスは使う価値はあるのではないでしょうか。
この記事からわかること
キャピキシルの臨床試験ではどんな実験が行われたのか?
キャピキシルの期待できる効果
キャピキシルとミノキシジルの比較で誤解されていること
キャピキシル配合のおすすめスカルプエッセンス