薄毛じゃない人でも生まれつき髪が細かったりすると「将来ハゲるんじゃないか?」と心配される方も多いんじゃないでしょうか。
実際に髪が細い人は周囲の声からもハゲもないのに「ハゲ」って言われてる人もいると思います。
生まれつき髪の毛が細い人はハゲやすいのか?
細い髪は太くなるのか?
今回はそういった生まれつき髪の毛が細い人とハゲとの関連性を検証してみました。
- 生まれつき髪の毛が細い人はハゲやすいのは本当?嘘?
- 髪が細くなる原因
- 生まれつき細い髪は太くなるのか?
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生まれつき髪の毛が細い人はハゲやすい?⇒ハゲとの関連性はない
細毛とハゲの関連性がない理由
日本人の髪の太さは細い人で0.05ミリ、太い人は0.15ミリと3倍の開きがあります。
髪の太さや形状は遺伝によって決まっているといわれますが、細い人ほど抜けやすいという統計はありません。
たとえ同じような髪質の親族がハゲているとしても、単純に「自分もハゲるのでは?」と心配する必要はないのです。
また、欧米人は日本人より髪が細い傾向があり、0.05ミリ程度が平均だといわれています。
細毛がハゲるというのなら欧米人男性は皆ハゲているはずですが、そんなことはありませんよね。
確かに、日本人に比べると欧米諸国の男性のほうがハゲ率が高いというデータはあります。
しかし、これは髪が細毛だからではなく男性ホルモンが多いからです。
男性ホルモンの分泌量は体毛で判断できますが、ヒゲや胸毛、すね毛など、欧米男性は濃い人が多いですよね。
後述しますが、男性ホルモンが多いほど減少した時にDHT(ジヒドロテストステロン)という強力な脱毛ホルモンに変化しやすいので、薄毛やハゲになる確率が高くなるのです。
ですから、もし貴男の体毛が欧米人並みに毛深いのであれば、髪が細いかどうかに関わらずハゲやすいかもしれません。
そうでなければ、生まれつきの細毛とハゲには関連性がないと覚えておきましょう。
【髪の密度は生まれつき】ただし、薄毛に「見える」ことはある
髪の密度は生まれる前に決まっているといわれます。
つまり、髪の太さは遺伝的要因で決まるということ。
そのため、同じ密度であれば髪が細いほうが地肌が見えやすく、薄毛と思われてしまいますね。
さらに、髪の毛が細いとハリやコシがあまりないために髪が立ち上がらず、薄毛感が出やすくなってしまうのです。
そういった薄毛にどうしても見えてしまう人は整髪料でカバーしたり、普段のシャンプーでのマッサージでコシを与えることができるのでそういった対策がおすすめです。
口コミサイトの回答者による誤解
教えてgoo の投稿でも生まれつき髪が細い人の書き込みもちらほらあります。
生まれつき髪がものすごく細いです。
今年21歳になる男です。いろいろ育毛シャンプーやチャップアップというものを試したのですがまったくよくなりません。生まれつき頭皮も硬いです
です。少しでも毛を太くする事は可能でしょうか?写真はつむじの写真とおでこの生え際の写真です。全体に細くワックスをつけたらスカスカになるしもうほんとストレスになります。両親どちらも細毛です。遺伝なのはわかるんですがいい方法はないでしょうか?
生まれつき髪の毛が柔らかくて、細いのですが、やはり髪の毛は抜けやすいのでしょうか?やはり髪の毛が太い人のほうがはげにくいのでしょうか?髪の毛が本当に柔らかくて細いので抜けやすいの思うのですが・・・。将来が心配です。
このような投稿がありますが、回答者によっては「髪が細い=ハゲる」という回答は間違っていると思います。そんな科学的根拠はないので。
こういった回答は誤解を生んでしまいますね。
大事なことは、現状の毛髪からどういった原因で後退していくのかが、重要になってくるわけです。
次の項目で解説していきます。
急に髪が細くなるのは危険
後天的に髪が細くなる原因には、以下のことがあります。
加齢によって髪が細くなってきた
花王総合美容技術研究所の佐藤直紀室長によると、男性は加齢とともに急激に細毛になる傾向があるそうです。
「男性の方が毛髪が細くなる時期が早く、しかもそのペースも急速。そのため、若い時期に薄毛になったと感じるのは圧倒的に男性に多い」
とのこと。
20歳前後がピークで平均0.085ミリ程度ですが、30歳前後で約0.08ミリ、40歳前後で0.075ミリと、急カーブで細くなっていきます。
1本で考えると0.01ミリ程度ですが、髪の毛は約10万本といわれていますから、かなりスカスカに見えてしまうのです。
頭皮環境が悪く、髪を作る毛母細胞がダメージを受けた
男性ホルモンは皮脂量を増やす作用があるため、どうしても頭皮がべたつきがちです。
すると常在菌のマラセチア菌が異常繁殖し、遊離脂肪酸を放出して皮脂に紫外線が当たると過酸化脂質に変化します。
これらが毛穴に入り込むことで毛根部が炎症を起こし、毛母細胞が損傷して髪の成長が妨げられてしまうことになりますので。
もう一つ、男性によくあるのが、無防備に紫外線を浴びてしまうことです。
紫外線は頭皮表面を火傷させるだけでなく、毛根部まで届いて毛母細胞のDNAを破壊してしまい、真夏に長時間日焼けをした場合、一気に毛母細胞が損傷され、抜け毛を引き起こすことがあります。
ストレスによって血行不良を起こしている
仕事で責任が重くなった、大きなミスをした、部署替えになったなど、突然のストレスによって急に髪が細くなることがあります。
ストレスが起こると身体はそれに対処するため、交感神経を活性化させて全身を闘争モードに切り替えてしまいます。
すると筋肉が緊張し血管が収縮するため、頭部に十分な血液が送られなくなり、髪の成長が止まって抜けてしまうことも。。
最近食生活が乱れている
最近一人暮らしを始めたとか、残業が急に増えてコンビニ弁当や外食ばかりになった、飲み会が増えてよく酒を飲むようになったといった場合、髪が抜けやすくなることがあります。
髪の毛の主成分はタンパク質で、さらに食べたタンパク質を一度アミノ酸に分解し、再度髪の毛のケラチンタンパク質に再合成するためにはビタミンやミネラルが必要。
しかしコンビニ弁当や外食は脂質ばかり高くて他の栄養素が不足するため、髪が充分育つ前に抜けてしまい、また、アルコールの摂取が増えると、分解のために亜鉛が大量に消費されます。
亜鉛には髪の健康を維持する働きがあり、不足すると抜け毛が増えるといわれていますね。
AGA【かなり危険】
男性に最も多いのが、AGAによる薄毛の進行です。
AGAは抜け毛が増えるのではなく、現状の毛髪が細くなっていく流れが特徴的。
髪が補足なったらまずAGAを疑った方が懸命ですね。
男性ホルモンのテストステロンの分泌は思春期後期がピークで、それ以降はどんどん減っていき、すると弱まって来た作用を補強するために、5αリダクターゼという酵素と結合してDHTに変化します。
5αリダクターゼは頭頂部や前頭部の毛根部や前立腺など一部にのみ存在する酵素で、テストステロンと結合してDHTに変化すると、強力な脱毛作用を持ちます。
すると髪が細く柔らかくなり、短いうちに抜けるようになってしまうといった流れになってしまうわけですね。
つまり、5αリダクターゼを阻害してテストステロンと結合させないことでDHTが生成されなくなります。
5αリダクターゼ阻害に特化した育毛剤はこちら。
寝癖がなくなるとハゲの前兆?
髪は太いほうがハリやコシがあるため、簡単にはクセがつかず、元の形状に戻ろうとします。
しかし寝癖の場合、ある程度の時間頭の重みがかかったままになるため、クセがついてしまいます。
髪が太いと一度ついたクセは取れにくくなるため、寝癖が強く出やすいのです。
これは、太い髪質の場合パーマがかかるのに時間がかかるが、一度かかると取れにくいというのと同じということですね。
つまり、以前は「寝癖がひどかったが最近なくなってきた」ということは、髪が細く柔らかくなり、ハリやコシがなくなってきたということです。
原因はAGAによるものとは限らず、頭皮環境の悪化や食生活の乱れによる栄養不足、生活習慣の乱れから来る血行不良やストレスなどが原因のこともあります。
生まれつき細い髪は太くなる?
これはいろんな専門家のメディアを確認しても確かです。
「前述」の花王総合美容技術研究所の佐藤直紀室長によると、男性の場合20歳前後を過ぎると髪が細くなり続けてるといったデータがありますから。
ただ、原因によっては細くなった髪を元の太さに戻る可能性はあります。
1つは生活習慣の見直しが挙げられますが、生活習慣が原因で髪が細くなるといった理由は非常にわかりにくいといったデメリットがあるので何かと手間がかかるもの。
生まれつき細い髪、細くなった髪に対して効率的な対策としては育毛剤がおすすめです。
髪が何かしらの原因で細くなる原因としてはAGA(男性型脱毛症)の可能性が高いので、頭皮から直接AGAを抑えてくれる成分を塗布するが効率的にも良いからです。
AGA対策には5αリダクターゼを抑制する成分が効果的なので、5αリダクターゼ抑制成分が豊富な育毛剤を選ぶ必要があります。
チャップアップは5αリダクターゼ抑制成分が8種と豊富なので細い髪の人最適な育毛剤。
また独自成分が配合されたことでより育毛へのアプローチも強くなっています。
育毛剤を使用することで、髪にコシを与えることは十分に可能なのでそういったケアをするかしないとでは将来に大きく関わってきますので早めの対策がおすすめですね。
まとめ
生まれつき髪が細いという理由でハゲとの関係はないということですね。
ただ、薄毛は突如やってくるものです。
生まれつきの髪から太くするのは難しいですけど、髪が細くなってきたと感じたらAGAを疑うべき。
「今はまだ大丈夫」という意識でいると「気づいたらもう手遅れ」っていうことにもなりかねません。
“髪が細い人は少しもハゲもゆるされない”
っていう気持ちは常にもっておく方が懸命かなと思います。
といったわけで、髪が細くて今はまだハゲてなくても早めの対策はしておきましょう!