育毛剤の「チャップアップ」
発毛剤の「リグロEX5」
育毛剤市場のトップの人気を誇るチャップアップ。
発毛剤としてはリアップシリーズが有名ですが、「リグロEX5」も同じ発毛剤として競争に入り込んでいます。
お好きなところからご覧いただけます。
チャップアップとリグロEX5の効果の違い【目的が異なる】
チャップアップについてはレビューしています。
名前の似ている育毛剤と発毛剤ですが、それぞれの効果や目的は以下のように大きく異なっています。
チャップアップから期待できる効果
「育毛」「発毛促進」「抜け毛予防」「頭皮の炎症予防」
医薬部外品である育毛剤。
抜け毛や薄毛を予防しながら、今ある髪の毛を健康的に育てることを目的に使用します。育毛剤自体に髪の毛を生やす働きはなく、あくまで予防しながら髪の毛の成長を手助けするという意味合いが強い製品です。
医薬部外品のため発毛剤よりも効果の期待値は低いものの、副作用のリスクは育毛剤の方が低めとなっています。
リグロEX5から期待できる効果
「発毛効果」
医薬品である発毛剤は、進行してしまった抜け毛や薄毛を治療することが主な目的です。髪の毛を生やす働きも期待でき、育毛剤では対処できない抜け毛や薄毛の根本的な治療という意味合いが強くなっています。
効果の期待値は育毛剤よりも高いものの、その分副作用のリスクが高い点に注意が必要です。
チャップアップとリグロEX5の比較【成分・効果】
チャップアップ
チャップアップの主成分は「センブリエキス」「グリチルリチン酸ジカリウム」「ジフェンヒドラミン塩酸塩」の3つ。
この3つの成分は厚生労働省からも有効性が認められています。
センブリエキス(育毛・血行促進・発毛促進)
昭和61年~62年にかけて臨床試験は行われたセンブリエキス。
1989年に「名古屋大学医学部付属病院分院皮膚科」からセンブリエキスの育毛に関する臨床試験が行わており、男性型脱毛症の男性14人がセンブリエキスが配合された育毛剤を1日2回塗布したところ、4ヶ月後にハリやコシのある髪の毛が増え、全体的なボリュームアップにつながったという結果となりました。
グリチルリチン酸ジカリウム(頭皮の炎症予防)
丸善製薬株式会社が効果の有効性を発見したグリチルリチン酸ジカリウム。頭皮の炎症を引き起こす成分のヒスタミンの分泌を抑制する抗炎症作用があるとされています。
ヒアルロニダーゼ活性を阻害することが、炎症予防につながるというわけです。
抗炎症作用によって炎症を抑えることで、健康的な髪の毛の成長に欠かせない頭皮環境が整う効果が期待できわけですね。
ジフェンヒドラミン塩酸塩(頭皮の炎症予防)
日新製薬株式会社が効果の有効性を発見したジフェンヒドラミン塩酸塩。
グリチルリチン酸ジカリウム同様に、炎症の原因となるヒスタミンの分泌を抑える抗炎症作用があるとされています。
グリチルリチン酸ジカリウムとジフェンヒドラミン塩酸塩によって炎症で荒れてしまった頭皮を健康にして、育毛の手助けとなってくれるわけですね。
またM字ハゲ・つむじハゲの原因となるAGA対策に有効な5αリダクターゼを阻害する成分もチャップアップには配合されています。
追加成分
チャップアップは過去にリニューアルしていますが、3度目のリニューアルとして有効成分が2種、独自成分の「ジンゲルシックス」という成分が追加されています。
これらの成分が追加されたことによって、育毛+発毛促進力のアプローチが強化されたわけですね。
リグロEX5
リグロEX5の主成分はミノキシジル。
厚生労働省にも効果を認められ、発毛への有効性から国内外で使用されている成分としても有名ですね。
ミノキシジル
元々ミノキシジルは高血圧治療のために開発された成分で、発毛効果がわかっているわけですが、「血行促進」「毛母細胞の活性化」の働きから成り立っています。
ミノキシジルな主な効果は発毛ですが、AGAによって血管が縮小された場合にも、血管拡張作用が働いてくれることがわかっているので、AGA予防への期待もあります。
チャップアップとリグロEX5の比較【副作用】
前述していますが、医薬品のリグロEX5には副作用リスクがあります。
医薬部外品のチャップアップに関してはそういったリスクは限りなく低いのでこちらの項目はチャップアップに軍配が上がることなります。
チャップアップ
添加物など頭皮に悪影響のあるものは配合していないと謳われているチャップアップ。
頭皮や髪の毛に優しい天然由来成分で構成されているものの、アレルギーを持っている場合は炎症を引き起こす可能性があります。
エタノールも配合しているため、炎症を起こすことがあるので敏感肌や乾燥肌の人には合わないこともあるかもしれません。
リグロEX5
医薬品である発毛剤のリグロEX5は効果が期待しやすい一方で、チャップアップよりも副作用のリスクが高いもの。
公式サイトでは、頭痛・めまい・動悸・手足のむくみなどの副作用の可能性があると明記されています。
チャップアップ同様にエタノールによる炎症を引き起こす可能性の他に、頭皮以外でも副作用の症状が引き起こる可能性もあるでしょう。
チャップアップとリグロEX5の比較【価格】
それぞれ以下のような価格となっています。
※全て税込み価格
単品価格 | 定期コース | |
チャップアップ | 8,840円 | 7,400円 |
リグロEX5 | 7,700円 | 販売なし |
リグロEX5は通常購入の7,700円のみ。
医薬品となるので、専門家によるカウンセリングが必要でこういった項目から回答が必要になります。
チャップアップの定期セット購入が可能
プラチナ定期便⇒育毛剤+シャンプー
ウルトラ定期便⇒育毛剤+サプリ
プレミアム定期便⇒育毛剤+サプリ・シャンプー
チャップアップよりも安いリグロEX5は60mlと容量は少なめ。
チャップアップは120mlと容量が多く、価格に対するお得感を感じられるのではないでしょうか。1番人気のプラチナ定期コースはシャンプー付きと最もお得です。
チャップアップとリグロEX5の比較【返金保証】
よって返金保証の項目はチャップアップに軍配が上がります。
単品価格 | |
チャップアップ | 通常購入(30日)定期コース(永久) |
リグロEX5 | なし |
一般的に定期コースのみが対象となる育毛剤の返金保証ですが、チャップアップは全商品を対象としており、単品でも定期コースでも返金保証を受けることができます。
定期コースの場合の返金保証期間は無制限ですが、単品購入の場合は30日間と期間が限定されてしまうので注意しましょう。また、単品は初回購入のみ、定期コースは最初の1本のみが返金保証の対象です。
返金保証を利用後はチャップアップが購入できなくなるという注意点があることも覚えておいてください。
チャップアップとリグロEX5の比較【人気】
実績だけの比較では発売されたばかりのリグロEX5はチャップアップに及びません。
チャップアップ
チャップアップの販売は2013年7月からと比較的新しいものの、2018年11月時点で累計売上本数は300万本を突破でWEB売上ではNo.1。
2017年3月期の売上は約50億円を記録し、最も売れている育毛剤として高い認知度を誇っています。
モンドセレクション金賞を2017年と2018年に2年連続で受賞し、「日経CNBC」など多くのメディアで紹介され、雑誌『MADURO』の認定育毛剤に選ばれるほど。
2018年のPAVONEでは厳しい審査の中で90点以上を獲得し、化粧品部門で最高金賞を受賞。その高品質さから使用満足度は99.1%と高い数値を誇っています。
リグロEX5
リグロEX5は2018年11月に発売したばかりのため、大きな実績がありませんが、販売会社が大手会社のロート製薬ということで安心感は抜群。
抜け毛や薄毛の悩みを解決してくれる専用アプリも開発され、購入者のサポートも充実しています。
ロート製薬は1年で20億円の売上を目指してリグロEX5を発売しているため、今後の展開に期待したいところ。
育毛効果で選ぶならチャップアップ!デメリットはこちら
現状よりも健康的な頭皮へと導く効果が期待できる一方、いくつかのデメリットも。
効果が緩やか
副作用がない分安心して使えますが、医薬部外品に属された目的は治療ではありません。
発毛促進効果が謳われていますが、発毛効果があるわけじゃないので、効果は緩やかになりますので過度な期待は禁物となりますね。
お得に購入できるが安いわけではない
チャップアップは1本120mlと容量が多く、お得感の強い育毛剤。
チャップアップの購入形態で1番人気なのは、シャンプー付きのプラチナ定期コース。育毛剤にシャンプーが付いて8880円と育毛剤単体で購入するよりもお得ですが、購入価格が決して安いわけではありません。
お得に購入できる点はメリットですが、安くはない価格が人によってデメリットに感じるでしょう。
液垂れしやすい
チャップアップはプッシュして頭皮に塗布するプッシュ型の構造を採用していますが、プッシュ時の勢いが強く飛び散る可能性があります。
特に後頭部に塗布することが難しく、狙い通りの場所に塗布するには慣れが必要です。毎日使用するもののため、商品構造に不便さを感じることも少なくないでしょう。
発毛効果で選ぶならリグロEX5!デメリットはこちら
医薬品であるためチャップアップよりも効果が期待できるものの、副作用のリスクが高め。副作用のリスク以外のデメリットもあるため購入前に把握しておきましょう。
医師の確認が必要
医薬品であるリグロEX5は公式サイトなどで気軽に購入できず、購入前に医師や薬剤師など専門家のカウンセリングが必要となります。
購入までに手間がかかるのはデメリットと言えるでしょう。
使用条件が限定されていて汎用性に欠ける
リグロEX5は公式サイトで女性や未成年、壮年性脱毛症以外の使用を禁止しています。効果が期待できる人は20歳以上の壮年性脱毛症の男性と限定的で汎用性が高いとは言えません。
商品自体の実績が未知数
リグロEX5は2018年11月に発売されたばかりのため実績がありません。口コミや評価も少なく、どの程度の効果が期待できるのか、売上はどのくらいなのか客観的な情報が少なめ。
大手会社のロート製薬が販売しているため安心感はあるものの、情報量が少ない点は使用する上ではデメリットになります。
【鑑定】おすすめはどっち?
【成分・効果】⇒五分(目的によって異なる)
【副作用】⇒チャップアップが安心
【価格】⇒チャップアップに軍配
【返金保証】⇒チャップアップに軍配
【人気】⇒チャップアップに軍配
比較内容を総合するとおすすめなのはチャップアップです。
過度なAGAが進行してるのなら、リグロEX5も選択肢としてはありでしょう。
効果の期待値はリグロEX5の方が高く価格も安いものの、副作用のリスクが高く返金保証制度もありません。
一方、チャップアップはシャンプー付きなどお得に購入することができる上に全商品に返金保証付き。
自分に合わない可能性を考えると副作用のリスクが低く、返金保証が付いているチャップアップの方が安心して購入できるでしょう。
客観的な実績も多く、抜け毛や薄毛を予防したかったり、そこまで進行していない場合はチャップアップをおすすめします。
抜け毛や薄毛の進行が著しく、育毛剤の働きでは対処しきれない場合は、リグロEX5を使用するのも選択もありですね。
そして互いの「デメリット」についてもまとめてみましたので参考なればと思います。